埼玉県公立高校入試 開示得点から見えてくるもの

埼玉県の公立高校入試は、合格発表の後に中学校への得点開示が行われ、希望者本人には各教科・5科の得点が開示されます。

開示得点を各教材会社やテスト業者が塾などをはじめ、さまざまなところから集めデータ化しております。

そしてその資料を毎年見ると合否を分けるポイントや学力層による得点分布も見えてきます。

この春の入試より英語と数学が2つの問題に別れたわけですが、やはりいろいろなことが見て取れます。

開示云々抜きにしても、埼玉県の現在の公立高校入試では、とにかく内申点(調査書)の点数が非常に重要なのは言うまでもありません。

合格者の平均と不合格者の平均を比較するとここは必ず差が生まれています。

中3の内申がもっとも重要なのは当然ですが、中1・2年生の内申も大きく点数にかかわりますので、どの学年でも1つでも多く5に近づけていきたいところです。

内申点はテストの点数だけではありません。いわゆる意欲関心態度というところがありますが、授業での発言や姿勢、提出物なども大きな要素となります。

実技4教科はテスト以上に普段の授業がものを言います。

そして、今回の入試の得点を見てみると…

英語・数学で学校選択問題を行った高校(上位校)では、

数学の出来が合格者と不合格者で大きな差になっていることがわかります。

他の科目でももちろん差はあるのですが、しっかりと数学で点数が取れるに越したことはありません。

学校選択問題を採用していないその他の高校では、やはりというべきか、英語の差がとても大きくなっております。

中下位の高校では、英語の平均が合格者と不合格者では20点以上も離れているところも多いです。

そう考えると英語と数学はもちろんはずせませんが、国語や理科・社会では落とせないということも言えます。

英語や数学の分をカバーできるようにしておかないと大変です。

そういう意味では、埼玉県の公立高校の入試は、5教科いずれもおろそかにできないと言えます。

彩北進学塾では、開校から5教科完全指導をしいておりますが、途中入塾の生徒はやはり理科や社会などを勉強していない生徒が多くいのが現実です。

具体的な高校名と点数をここに挙げることはできませんが、塾生や保護者の皆様には機会があるときに実際の結果をお伝えしていきたいと思います。

それにしても今年うちから浦和高校に合格した生徒もすごいですが、結果を見ると上には上がたくさんいるな、と驚いてしまいますね。

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