なんで勉強するの?

この時期になると中3生は不安との戦いも始まります。

毎月のように何かしらのテストがありその都度結果を見ることになります。志望校に対してどうなのかによって心配や不安になるわけです。

そして、そろそろ出るであろうセリフが、「もっと早くからやっておけばよかった」という後悔の言葉。どんな頑張っていてもどんな成績

であっても勉強をしっかりしている生徒は必ず思うことですね。

むしろそう思わないほうが問題です。やればやるほど「時間が足らない」「もっと勉強しないと」「全然できない」という気持ちになるものなのです。言い換えれば勉強していない生徒は、不安にもならなければ心配もしないですし、時間が足らないなんて思うこともないということです。

最近、中3生が多いわけですがその他の学年の生徒からも「なんで勉強しなくちゃいけないの?」という言葉を聞くことが多くなりました。

「勉強する理由」ですね。

私なりの答えはもちろん持っていますし、生徒には必ず答えていますが、この質問に対する答えは、生徒によって状況によって変えることもあります。

また、ネットなどで検索するとありとあらゆる答えが出てきます。この質問に対する答えは1つではないからです。そして、塾としては当然、志望校に合格するためということにもなります。もちろんそれだけで納得するわけがないのですが、突き詰めていくとそれをわかるために勉強するということになるのではないでしょうか。

ですが、「なぜ生きているのか」と同じようなタイプの質問でもありますので、大人でもきちんと答えることができないのが正直なところではないでしょうか。

もし、保護者の皆さまがお子様からこの質問を投げかけられたなら、ぜひ「自分自身の考え」をお話ししてください。

「お母さんはこう思う」「お父さんだったらこう考える」という答えでOKです。へたに一般的な答えでその場しのぎをしたり、「そんなこと考えずにやれ」と一蹴したりすることはやめましょう。聞かれた場合には、その人自身の答えをきちんと子どもたちに伝えてやることが肝心です。子どもたちは立派な答えや完璧な答えなど必要としておりません。その答えは子供たち自身で見つけるしかないからです。

そうとは言え、私たちは目の前の生徒たちの成績アップとやる気をアップさせて合格させるべく努力をするしかありません。

たくさんの生徒たちと接してきたわけですが、これからも同様に指導に当たりたいと思います。

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