「でも・・・」はダメ

昨日の勉強時間の不足にしてもそうですが、勉強をやらない子は必ず何かしら「言い訳」をしたり「やれない理由を」を並べてくる傾向にあります。

勉強に限らず、これは大人でもそうですし、私自身もそうですが、意外に無意識で出ていることの方が多い気がします。

その際たるものが、言われたことに対して、「でも、」とか「だけど、」「だって・・・」などの反対語を表す接続語から入ります。

例えばこんな感じがわかりやすいでしょうか。

先生、「どうして宿題をやってこなかったの?」

生徒、「だってやる時間がなかったんだもん」

または、

先生、「これをやる時は、こんな風にしてやってみれば?」

生徒、「でも、これはこうにやったほうがいいと思いますが」

さらに、

先生、「今日から20時~21時は勉強する時間て決めて頑張ろうね」

生徒、「だけどその時間はお風呂に入っているから無理です」

というようなやり取りです。

「やらない理由」「やれない理由」を言ってくるうちは、そう簡単に変わりません。まずここを何とかする必要があるからです。

「言い訳」の場合は、たいていが、その理由をずっと詰めていけば、最終的に自分が悪かったことに気付けるのですが、「やらない理由」を並べる場合はなかなかむずかしいですね。

それは、「やりたくない」「変わりたくない」の意志表示と同じだからです。

勉強の話で言えば、まずは「素直」に言われたことに従ってみることが大切になります。もちろん絶対に正しいものなどは存在しないかもしれませんが、少なくとも、その生徒の状況を考えて、よりよいと思うものを提案するわけですから、まずはだまされたと思って(だましてはいませんが)その通りに実行することが変わる第一歩です。

やってみなければ、自分に合うのか合わないのか、あるいは、結果が出るのか出ないのかわからないからです。また、そのやっている過程で、こうした方がさらによいかも、と自分で気付くことがあるのです。

「でも」とか「だけど」とか「~は無理」というセリフは、頭から捨ててみましょう。これは勉強だけでなく生きていく中でもそうですね。

他人の意見を受け入れることはとても重要なことです。

いろいろとこのブログでも学習方法を書いていますが、「それは違うなぁ」とか、「だけどそんなの出来るわけない」となってしまったら、今のままで何も変わりません。いつまでも同じということです。

私は今年度のブログの記事を意識して変えてきました。

4月から「学習方法」や「入試情報」、そして「保護者の皆さまの役に立つこと」を意識して書いています。

昨年度までは、塾の1日の様子や出来事を中心にしてきましたが、時々はそういうものも書いていきますが、中心になるのは、「学習法」にしていくつもりです。

学習に困っている生徒さんや保護者の皆さまの中で1人でも、1つでも何か参考になればと思っております。

もちろん、学校の先生や兄弟姉妹、他塾に通っている方はそこでのお話もあるでしょうから、そういった方々の声に耳を傾けるということが大切です。この記事がすべてではありません。

提案や助言、指示などを受け入れる姿勢や気持ちが大きく変わるチャンスだと思いますので、今までのやり方で成績がなかなか上がらない、とか、お子様の成績が下がっていてお困りであれば、特に参考にしていただければと思います。

勉強ではありませんが、私自身も最近、それと同じような経験を無意識でしてしまい、「でも」をたくさん使ってしまいました。大いに反省している最中ですが、それに気付いて変えている途中でもあります。

今回は勉強の仕方、ではありませんが、言い訳ややらない理由を並べている限りは成績アップもできませんので、言われたら、「そうしてみよう」と一歩を踏み出してみてください。

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☆彩北進学塾 中学部保護者会

   7月13日(土)午前中実施

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