学校の授業の進度を言える??

勉強ができる生徒の共通点、のシリーズで書いても良かったのですが、少しずれている気がしたので、あえてタイトルをつけました。

彩北進学塾では、必ず授業の最初に「今学校はどこまで進んでいるのか?」を確認いたします。これは小学生でも中学生でも集団指導も個別指導もすべて共通しております。

1つは、当然ですが、彩北進学塾では予習を行っているため、あくまでも進度の確認ということですが、もう1つは、子どもたちがきちんと進度を把握しているかのチェックも入っております。

そして、共通していることがあるのです。

それは、勉強が苦手だったり、点数がなかなか取れない生徒ほど、学校の進度を答えられません。その日に授業があっても同様です。その日に授業があったことは覚えていても、どこをやったか、何を学んだのかを覚えていないのです。

テキストの目次を見たり、ページをめくったりしてもわからないのです。そして、最終的には教科書を見るのですが、「確か、このへん」となったり、「たぶんここ」という感じになったりするのです。

テキストを見て思い出すのはまだ大丈夫ですが、教科書を見てもはっきり「ここです」と言えないのは、結構まずいのではないでしょうか。

その点、勉強ができる生徒は、何も見なくても「単元名」だったり、「出てきた語句」であったり、ページであったり何かしらをきちんと答えてくれます。

それは、当たり前といえば当たり前ですが、学校の授業での集中力だったり、意識の差ということです。その科目の授業があったことはわかるわけです。時間割もあるわけですから当然です。そして、授業の際に、どれだけ意欲的だったかということを表す1つの指標だと思います。

以前から書いているように、勉強の基本は「学校の授業」にあると思います。ここがおろそかでは何をやっても同じです。塾でやったから学校の授業は聞かなくても、なんて言うのは論外です。学校の授業は、自分が録音機になったつもりですべて覚えてしまおうと思って聞いてほしいのです。聞くというより、参加するということです。

ただ聞いているだけでは何も覚えていないはずです。塾に来た頃には忘れているでしょう。ですから、授業中は、うなずいたり、メモを取ったり、発言したり、疑問に思ったり…ありとあらゆる感覚を使って授業を受けていなければなりません。1時間の授業が終わったら、ものすごく疲れているくらいでないといけません。

成績を上げたい、勉強ができるようになりたい、と思うのであれば、最低限、どこをやったか、くらいは言えるくらいに授業はきちんと受けてきてほしいと思います。

よく生徒たちからは、「学校の授業で寝てる人がいる」とか、「ずっとおしゃべりしている人がいる」など聞くことがあります。

塾での授業、宿題、学校での授業、宿題、テスト前のやり直しや自主勉での復習、そして、テスト、そしてテスト後の見直しとこれだけ同じことをやれば学力も定着していくはずです。この当たり前の流れをどれも手を抜くことなくやってほしいと思います。

不思議なもので、勉強ができる子ほど、何事もにも一生懸命です。部活動、学校行事、家でのお手伝い、そして遊びにもです。

ぜひ一生懸命授業を受けてきてください。

そして、その方がきっと授業が楽しくなりますので。

コメント


認証コード7652

コメントは管理者の承認後に表示されます。