勉強は孤独

今年の中3生には先日、話をしましたが、今年の中3生、というよりは今年の中学生全体に言えることですが、最も足りないのは「緊張感」ということです。

中3生は最近は自覚しておりますので、少しずつ改善されてきております。

過去の卒塾生の中でも、最も学年全体として伸びた学年の特徴がいくつかあります。

それは緊張感が高かったというのはもちろんですが、その緊張感を保っていたのが、心がけ。

今年の中3生の決定的な違いでもありますが、「塾での自習の仕方」です。伸びていた学年の自習の仕方は、塾へ来たら、すぐにやるべきものを出して、すぐに取り掛かる。そして、当然無言。休憩もこちらが、ちょっと休憩したらどう?と言わないとやり続けそうな勢いでした。また、あとから来た生徒は、必ず、先にいた生徒とは離れた場所に座るというのが普通でした。

自習などに来た際に、友達の隣に座りたがる生徒が多い中、その年の生徒たちは、全くそれがなかった、というより、全員が考えて離れて座っていました。

似たようなことですが、自習に限らず、質問に来るときや何か提出物を出しにくるときに、お友達を連れてくるような生徒は、意外にも伸びにくい傾向があります。誰かがいないと自習に来れない、または来ない。一人では、質問にも来れない、さらに言えば、とにかく移動を伴う場合は、1人では無理、という子が時々いますが、やはりこういう生徒は、なかなか学習面においても伸びていかない傾向にあります。

お友達は大切ですし、必要な存在です。それは当然です。

ですが、勉強においては、最終的には1人でやらなくてはなりません。友達がやらないから、とか、友達と一緒に勉強しよう、というのは少し違うのです。1人1人、得意不得意なところも異なれば、勉強の仕方、覚える速度、覚え方、考え方などすべて異なります。

彩北進学塾では、講座やコースが選べますが、お友達がいるから、とか、誰もいないから、というような理由では選ばないように伝えております。自分に必要なものをやるべきだからです。

極端な話、友達がいなくても、1人でも塾にきてやるべきことをやれる生徒でなければ、なかなか学習での成果は出てこないでしょう。

過去を振り返っても、女子はほとんど大丈夫なのですが、男子の方が1人で、というのが苦手なようで(笑)。

それでもできる生徒はあまり性別関係なく、自分に必要であるならば、1人だろうが何だろうが、やるべきことをやっております。

タイトルに孤独と書いてしまいましたが、1人で勉強できるようにしていかなければならないということです。1人でも勉強ができる状態を作るのが、塾の一つの役割と考えます。

自学自習、という言葉は彩北進学塾の目指すべきところになっておりますが、最終的には、自学自習の習慣が身につけば、高校大学社会人と成長しても、頑張っていけるはずです。

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