ダメ出しばかりしない

以下の記事は、ちょうど3年前の10月15日に記事にしたものです。
今日、書こうと思っていたこととほとんど内容が同じでしたので、コピーして貼っております。

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受験生が多いわけですが、その他の学年でもなかなか成績が上がらない生徒さんというが必ずいます。

それは様々な原因があるわけで、1つだけの理由ではないのですが、意外にも多いのが、『普段からダメ出しばかり』されている生徒はなかなか伸びません。

先生や家族、その他周囲の人からかけられる言葉は非常に重要です。

そして、周囲の人は、その人の欠点ばかりに目が行きがちです。

それは欠点のほうが目につきやすく気になるからです。

勉強に限らずなんでも言えることではないでしょうか。
指摘をするときにも「否定」が多くなります。

例えば、勉強しない生徒(お子さん)に向かって…
「なんで勉強しないの?」という声がけをしてしまうのではないでしょうか。
「努力が足らないから点数が伸びないんだよ」
「○○高校なんて、合格するわけない」
「ゲームばかりやっているから、勉強もできないんだよ」

などなど・・・数え上げたらきりがありません。

このように何かといわれ続けた子どもは、「どうせやってもできないんだ」「自分はきっとダメなんだろうなぁ」と意識が低くなっていき、ますますやる気を失っていきます。

テストの点数なども、「なんでこれしか取れないの?」とか「こんな点数じゃどこの高校も行けないよ」、などの言葉がけはやる気を奪ってしまいます。

何点であっても、本人の努力を認めてあげたいものです。
その点数分は頑張ったわけですから、そちらを認めてあげることで、子どもたちはどんどん勉強をするようになるはずです。

大人だって、だれかからダメ出しされるのはいい気がしないわけで、それは子供でも同じことです。

まずは、できた部分や努力した部分をしっかり認め、そのうえで、次に頑張れるような言葉がけをすることが必要です。

彩北進学塾でも現在、中3生を見ていると、志望校を下げようと悩んでいたり、成績が伸び悩んでいたり、とさまざまな生徒がおりますが、決して、現在の成績で、志望校を下げさせたり、いま伸びないからといってあきらめさせるようなことは決してありません。

終わってしまったテストにダメ出ししても成績は上がりませんし、反省は本人がしているわけです。であれば、ではこの先どうすればいいのかを具体的に提示していくことのほうが大切なです。

そして、またその努力を認めてあげることが最終的に志望校合格へとつながると信じております。

過去の生徒たちもそのようにして接してきました。

無理やり、という部分も時にはありますが、基本的には、ダメなところではなく、良いところ、頑張っているところを認めてあげ、やる気を喚起しています。

やる気になれば学習は勝手にやってくれますし、成果もどんどん出てきます。

冗談でダメ出ししまくることもありますが(笑)

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