小学生の理科や社会

小学校の理科や社会を教えていると、その子の興味や関心に大きく左右されていることを実感します。好きなことや知っていることについては取り組み方も良ければ、理解度も高くなります。逆に、全く興味がないと同じことをやってもなかなか覚えられません。

これは、小学生に限った話でもなく、社会に限った話でもないですね。「好きこそものの上手なれ」という言葉のように、人は不思議と自分の好きなものや興味のあるものはとても良く覚えることができます。

誰もが納得できることでしょうが、1つ例を挙げれば、「魚」に興味がある子は、漢字は全然覚えられなかったとしても、「魚」のことは、名前から特徴、生息している地域や生態まで何でも覚えてしまいます。細かいことまで何でも覚えているし忘れないんですよね。

そうすると、「それだけ覚えられるんだから、漢字も覚えられるだろう」という発想になるのですが、それは全く違うわけですね。漢字は何度も繰り返してやり続けても覚えられないこともあるわけです。大人でも同じだと思いますが・・・

どの科目でもそうなのですが、やはりこれを実感するのが「理科と社会」です。

そして、中学生になっても子のようなことをよく耳にします。

「この子は小学生のころから理科が苦手で・・・」

こういうケースではほとんどは中学生も理科は苦手です。

そう考えると、小学生の段階では、いかに興味や関心を持たせるのかということが大事になってくると思います。さまざまなものに興味を持つことで、疑問に思ったり、自分で調べてみたり…という行動が生まれてきます。自ら動いて知った知識などは本物ですので忘れることがありません。そこからまたさらにいろいろなものに発展して、さらなる関心へとつながっていくことが多いです。

教科書や問題集だけが勉強ではないということです。

理科でも社会でも普段からの日常生活の中が学習の場になっているわけです。新聞を読んだり、ニュースを見たり、読書をしたり・・・こういったことも学習の一助になります。

何がきっかけで興味を持つかわからないものですね。

彩北進学塾でも、理科実験でさまざまなものを行ったり、社会科見学で歴史的なものや遺跡や工場見学などを行っております。また、合宿などでも観光でできる限り何かの役に立ちそうなものを選んでおります。

小学生の時は、いろいろと経験・体験させてほしいと思います。これが土台となって中学・高校へとつながっていきます。また、今やっている理科や社会の一助にもなるでしょう。

語彙力にも影響してきます。やはりいつも書いているように、語彙力の差は学力にある程度影響を与えていると感じますので、たくさんの言葉を持って成長をしていってほしいと感じております。

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