内申点は非常に重要

本日が南中の1・2年生の期末テスト最終日でしたので、早朝特訓を実施いたしました。

これで2学期の期末テストはすべて終了し、あとは結果を待つのみとなっております。すでに他の学校や中3生は結果が出始めており、続々と高得点の報告を受けております。また、やり直しや解き直しなども進み、できなかった問題の確認もだいぶ進んできております。この後は冬休みになり、3学期の期末テストは2月の下旬ですからしばらくテストがない期間が続きます。

ここから3学期の期末テストまではとても重要です。

何しろ3学期は定期テストは期末テストの1回限り。そしてその3学期の期末テストが終われば通知表となるわけですが、そこには学年評定も出てきます。いわゆるここの数字がほぼ内申点ということになります。

埼玉県の公立高校入試では言うまでもなくこの内申点は非常に重要です。どうしても当日の入試の得点に目が行きがちですし、初めての受験となるとその重みもわかりにくいのですが、今の入試制度を考えると、内申点での勝負、と言っても過言ではないほど重要です。入試当日の1回の得点が大事なのは当然ですが、高校によっては内申点のほうが高い学校もあるくらいです。

具体的に書いてみますと、例えば、ここ深谷では最近ものすごい倍率になっている深谷第一高校。

当日の入試の得点・・・ 500点満点

調査書… 300点

  (内訳 学習の記録225点 特別活動等60点 その他15点)

もう少し具体的に書きますと、上記の学習の記録の部分が各教科の成績の合計×3年分(中1・中2・中3となりますが、中3のみ3倍)となっております。

そして特別活動等ですが、これは生徒会や委員会、実行委員や部活動の記録、公募展やコンクールの結果などとなります。

最後のその他の項目は、資格試験などになります。

当日の入試が500点に対し、内申点が300点もありますので、入試での失敗も内申点でいくらでもカバーできるわけです。特に、見ていただいたように各教科の数字は、225点分もあります。いかに通知表の結果を上げておくことが大事なのかがわかります。中1・中2・中3と3年間分を足していきますので、中1の段階からできる限り良い数字にしておく必要があります。

中2生はすでに中1の内申点は確定しておりますのでもう変えようがありませんので、2年の成績できっちり得点をすることが重要です。1年生はまだ何も確定していませんので、これからの頑張りでまだまだ何とかできます。

3年生になるとだいたいの生徒は内申点は上がります。ですが、実際、受験する高校を考える時に、1・2年の時の内申であきらめざるを得ないケースを過去に何度も見てきております。当日の点数は取れそうでも、この内申がネックになってあきらめるということは非常に残念でありますので、そうならないように早い段階から取り組んでおく必要があります。

何度か書いているように、この学習の記録は、合計のみが使われますので、どの教科がいくつなのかは関係がありません。よって、美術や音楽、体育などの実技教科も通知表を上げておく必要があります。主要5教科のみ頑張るのではなく、残りの実技教科もしっかりと授業から提出物、テストに至るまできっちりやる必要があるのです。

テストが終わるとしばらく何もなくなり、何もしないでもいい状態になってしまうかもしれませんが、普段からの積み重ねが最終的にはモノを言うわけです。

テスト前だけ頑張ってテストの点数が取れたとしても、提出物が出ていなかったり、授業態度が悪かったり、積極的ではなかったり・・・その結果、通知表が「5」にならないケースも多く見てきております。

通知表で「5」を取るために、いい子になれというつもりもなければ、先生に好かれろ、というつもりもありませんが、どんなことにも全力で取り組んで、日々の学習を大切にしてほしいということです。行きたい高校に行けない、という悲しい経験をしてほしくないということです。ぜひ行きたい高校に余裕を持っていくために、常に学習をする習慣をつけておきたいものです。

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