机上の勉強だけにこだわらない

勉強というと机に向かって黙々と何かを書いたり、問題を解いたりするような印象を受けてしまいます。

また、そういう光景を見て、親の方も安心することもあるでしょう。勉強は命令されて行うものではありません。机に向かって勉強をしているように見えても、実はあまたの中で夕飯のことを考えていたり、その日のテレビ番組のことを考えているかもしれません。

ですから、机に向かっているだけでは勉強をしているとは言えないのです。成績が伸びる1番は、子ども自らが知らないことを知ることができて楽しい、というようになっていることが一番で、他人に勉強しろと言われてやるようなものではありません。まして、中学生くらいになると勉強することは分かっているので、勉強しろと言われると余計にしたくなくなるのです。

先日、スマホにおけるLINEやSNS、オンラインゲームはちょっと・・・ということは書きましたが、スマホ自体がすべて悪いわけではありませんね。要は道具は使い方次第ということです。

当然ですが、読書を子どもにさせることは効果があります。それでも本好きにするにはどうしたらいいのか。それは親が読書をすることです。楽しそうに本を読んでいる姿を子どもが小さいころからやることです。親がスマホでLINEやSNSを楽しそうにしていたら、当然子どもも読書ではなくスマホになるでしょう。

学力が非常に高い層の親に共通しているのはやはりテレビを見せない、本を読ませるということです。また、質問には必ず丁寧に答えてあげることです。幼いころは、子どもがいろんな質問をしてきますが、面倒くさがらずに丁寧に答えてあげることが重要です。

そして今回のタイトルにも書きましたが、勉強というのは、何も教科書や参考書を見て問題を解くだけではありません。机に向かわなくたって勉強はたくさんあります。それは、読書もそうです。どんな本でもなにかしら得るものがあります。それはすぐに結果が出るものではないかもしれませんし、無駄なものになる可能性もありますが、それでも本を読んで、世界が広がる、見方が変わる、興味をもつなどの何かしらの反応が期待できます。

さらに、外を散歩することやどこかに出かけること、もっと言えば遊びの中にも学習とも言えるものがたくさんありますね。

すぐに身になって、点数に結びつかないものがほとんどでしょうが、結果ばかりを求めているうちはなかなか本当の意味での学びにはなりませんし、点数もその場しのぎの点数になりかねません。しっかりと実体験を通して学んだものは忘れませんし、社会に出てから役立つことも多々あるでしょう。

遊ぶこと=悪ではありません。

特に外に出ての経験は、実はすべての教科につながっていくものでもありますので、大事にしていきたいところです。

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