小中学生のお子様を持つ保護者のみな様へ…6(家族で統一!?)

今回でいったん、子育てについての記事を終わらせようと思います。6つの記事を連続で書いてきましたが、明日からは、久々に子どもたちの学習法(特に間違った勉強法)について改めて書いていこうと思います。この夏期講習でもいろいろ気付くこと、思うことがあったので、参考になれば幸いと思っております。

さて、面談などでもよく話が出るのですが、例えば、進路や勉強、生活面について、夫婦で意見が異なっていたり、祖父母と両親の考え方が異なっていたり、家族間で意見が違う場合は、そろえた方がよいかという問題です。

結論から言えば、そろえる必要はありません。むしろ、そろっていないほうが望ましいのではないでしょうか。子どものことだけでなく、すべてにおいて、みんなが同じ意見、同じ考えであったらそれこそ危険です。

子どもの進路1つを例に取るならば、夫婦の間で意見が違うなら、それはそれでよいことだと思います。夫婦2人とも全く同じ考えで同じことを言っていると、結局、子どももそれしか考えなくなってしまいます。視野の狭い範囲で物事を考えるようになってしまいます。であるならば、2人の意見が異なれば、選択肢が増え、視野も考え方も多くなるので、いろいろな方向に進めるという余地が生まれるのではないでしょうか。

もちろん、方向性や目指すべきところは同じだと思います。

山登りが分かりやすいでしょうか。目指すべきは頂上ですが、頂上への進み方が1つではなく、いろいろな道があるということです。1つしかないと何かあったときに臨機応変に対応できません。また、それが間違っていたり、何かの原因で行き止まりになっていたら困りますね。それと同じに考えてください。勉強や進路もいろいろな方向から考えることが大事です。

おそらく、家族間だけでなく、例えば、学校の先生と塾の間でも意見や考えが異なることが多いです。それはそれでよいと思っております。いろいろな人からいろんな意見を聞くと子どもが迷ったり悩んだりしてしまう、と言われる方がおりますが、そのありとあらゆる情報や選択肢の中から、最後は自分自身で決定していけばいいわけです。全員が同じ意見だったらきっと考えることも悩むこともなく、なんとなくそこでいいか、となってしまうのではないでしょうか。

それぞれ誰もが生まれ育った環境や価値観、勉強に対しての考え方、将来に対してなどすべて異なっているわけですから、無理にそろえることなどできないと思います。夫婦間などで子どものことを話し合うときは、最初から意見が異なっているという前提で進めるほうが喧嘩になりません笑

それぞれの意見を一方的に押し付けるではなく、ありとあらゆる可能性や余地を残して、それぞれを子どもに伝えていけばいいはずです。もちろん、同じになることも多々あるでしょう。異なった場合は、参考にしてください。

しつけのことであってもおそらく同じになることもないでしょう。習い事もそうだと思います。自我が芽生えている子どもであるならば、その中からの選択は子どもがすればよいわけです。

最後に、この記事の内容とはずれておりますが、子育てのテーマで1つだけ書いておきます。ある意味、勉強などで対してのお願いです。

間違えても、自分の子どもに対して、「うちの子は馬鹿だから」と子どもが聞いている前で言ったり、子どもに向かって「お前は馬鹿なんだから」などという否定する言葉を使わないでください。それを聞いた子どもは「自分は馬鹿だから」とか、「どうせできないから」など考え方がマイナスに行ってしまいます。勉強面で特に今まで一度も褒められたり、認められたことのない子どもは、最初から自分はできないものなんだ、と思ってしまうので、頑張ることをしなくなってしまいます。

そして、高校、大学受験についても、現段階の成績や状況だけをみて、「そんな高校に行けるわけないだろう」という言葉も禁句です。そう言われれば、努力などしませんので。

彩北進学塾では、だいぶ極端に言えば、2か月あれば、まだまだなんとかできる余地があると考えております。もちろん内申など変えられないものはどうにもできませんが、学力なら、本当の意味での本気を出せばそれこそ点数だけであれば、伸ばせると考えております。ですから、彩北進学塾では、高校受験で悩んでいる場合は、志願変更期間まで考えて指導に当たります。

「どうせ無理なのだから」のようなセリフは、本人の、子どものやる気を削ぐことにはなれど、やる気アップにはなりませんので。

ここまでの6つの記事はちょっとまとまりがありませんでしたので、意味が分かりにくいところもあったかと思いますがご容赦ください。

テーマで「子育て」のところをクリックしていただければ、その他の記事もご覧いただけます。また、今後はいつも通り、適宜、子育てについての記事も書いてまいりますので、どうぞご参考にしていただければと思います。

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