こんな勉強の仕方は意味なし…3(ながら勉強)

今回は、勉強の中身というよりは勉強をするときにしてはいけないことです。

おそらく学校や塾の授業中はこういうことは起きないのですが、自宅で学習しているときや友達との勉強会などでよく起きてしまうことです。

それは、「ながら勉強」です。

何ごとにおいても『~しながら』はよくないですね。

ながらスマホがよく聞きますね。

運転しながらスマホ、食事をしながらスマホ、動画を見ながら会話、おしゃべりしながらLINE。。。

挙げたらキリがありませんが、今の子どもたちには、スマホや動画が気っても切り離せないものになっているのは事実です。

なんでもデータによれば、高校生の半数以上が、勉強をするときに音楽を聴いているという調べもあるようです。

私自身はだいぶ驚きましたが…

さて、勉強をするときに、{~しながら」が良くない理由はいくつかあります。

特に、音楽を聴きながら…について

まず、テストや入試の時と同じ環境で学習できないということです。テストや入試は静かな場所で行われます。普段から音楽を聴きながら勉強をしていると、静かな環境で勉強をする訓練ができていない野で、ふだんと別の感じになってしまうということです。

それから、音楽を聴きながらやると、流れてくる曲や歌詞に気がいってしまい、集中できないというものです。集中しているように感じるかもしれませんが、おそらくあまり頭に入っていないのではないでしょうか。

もしどうしても音楽を聴きながら勉強をするのであれば、以下の条件の時に限定しておいた方がよいでしょう。

・漢字を書くなどの単純作業

・普段からよく聴いていて自然に歌詞が口ずさむ曲

また、最近多いのが、テレビやYouTubeなどの映像を見ながらの勉強。これは絶対にダメですね。

考えれば分かりますが、おそらく、ほぼ映像のほうに気を取られていて、問題や文章など頭に入ってこないです。また、人間の目は動くものをおいかける性質があります。脳が動いているものに集中してしまいますから、勉強するのには映像・動画は百害あって一利なしです。いますぐにやめましょう。

そして、同じように「食べながら」「おしゃべりしながら」も効果がないのは明らかですね。食べながら勉強は、なかなかむずかしいです。食事をしながら勉強は同時に2つのことができて効率が良さそうですが、別々にしておきましょう。おしゃべりしながらは、おしゃべりに集中してしまいます。2つのことを同時にするのはむずかしいです。必ずどちらか1つになるか両方中途半端になるかのいずれかです。

最後は、スマホです。

スマホをいじりながらは論外ですが、意外に困るのが、LINEなどでのやり取りをしながらの勉強です。ずっとやっているわけではないのですが、常に頭の中は「待機」の状態になっております。また、集中していても、返信や通知が来ると、そこで一旦、集中が切れてしまいます。今度はこう返そうとか、こんなことが返ってくるかな、などに意識が行くため、どうしても勉強の時はスマホが邪魔になります。

テスト前や受験生はもちろんですが、そうでなくても勉強している時間帯は、「スマホ」は一切使わない、と決める必要があります。

勉強するときは勉強に集中して、それ以外はそれ以外の時間帯で行うというのが最もよいでしょう。

なかなか人間は2つ以上のことを同時に処理することができません。特に、暗記していたり、文章を読んでいたり、考えているときは他のことをやっていたら、何も身につかずに終わることになるでしょう。せっかく勉強したのに力にもならず、覚えることもできず、ではもったいないですから、どうせ勉強をするなら、成果・効果につながるように準備をして行うべきです。

「~しながら」は、今後一切やめて勉強をしてみましょう。

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