2学期の学習が大事な理由とは…3(中学1年生)

一昨日が中2、昨日が中3に向けて、2学期の重要性を書いてまいりましたが、今回は、中学1年生向けとなります。

中学1年生の2学期は非常に重要です。特に今年はコロナの影響もあり、例年以上に重要になってきます。

小学生から中学生になり、気持ちの面でも勉強の面でも少なくとも夏休みくらいまでには小学生気分から本当に意味での中学生にしていくのが例年ですが、今年はそれがずれこんでいる気がします。

まだまだ小学生気分が抜けない状態の生徒が多いということです。できるだけ早く中学生としての自覚を持たせなくてはいけないのですが、それがこの2学期の早い段階で中学生にしていく必要があるのです。

少しずつ学校にも慣れてきたとはいえ、この暑い中での部活動が非常に体力的にきつくなります。眠くなったりやる気が出なかったり・・・

また、勉強面で言えば、1学期のテストはまだ範囲も少なく、また、初めてだったので良くわからないまま受けて、それでも良い点数になっていたかもしれませんが、2学期からはとても広い範囲になり、問題も非常に難しくなるでしょう。平均点が300点くらいになりますので、1教科60点くらいが平均になっていきます。

以下、具体的に見ていくと…

英語・数学・国語の3教科が非常に大切なのですが、もちろん理科や社会も重要です。

英語…一般動詞を習います。また、最初の最大のヤマである三単現を習います。そして、新しい単語の量も急に増え、そしてスペルの長い単語も多くなります。サンシャインの英語の教科書で言うと、program6が分かれ目となります。ここから一気に二極化するおそれがあるので、本当に英語は重要となります。

数学…文字式と方程式という今後の数学においてすべてを決めるものを習っていくわけです。この2つができないと今後高校生まで数学はすべてで気なくなってしまうのではないかという程、重要なところですので、絶対に分からないまま進まないことが大事です。

そして、そのあとに比例・反比例と続きますので、関数も意味をきっちり理解して使えるようにしていきたいところです。

国語…古典が出てきますね。竹取物語ですが、その前に、中1生は「歴史的仮名遣い」に慣れていつでも読める状態にするのが先決です。それができたら基本的な知識事項を覚える、また、重要単語を覚えるという順で学習をしていく必要があります。いずれにしても、歴史的仮名遣いが読めないでは話になりませんので、そこは絶対マスターしましょう。

・理科…気体の性質や発生方法といった素地になる部分をしっかりと覚えることが重要です。来年・再来年と役立ちます。また、意外に勉強しない人が多い「光・音・力」の単元に入ります。音や力では計算問題も出題されます。理科は計算問題では、答えが小数になりますので、小数のかけ算・わり算は確実にできるようにしておかなければなりません。

・社会…歴史に入ります。

塾ではすでに地理も歴史もだいぶ進んでおりますが、子どもたちは結構忘れていたり、抜けていることが多いので、もう1度歴史を復習する必要があります。もちろん地理も習いますし、地理はというと世界地理になるのでそれぞれの地域の特長や名前を知っていると授業もだいぶ異なりますので、機会があれば何かで見たり調べたりしておくとよいと思います。

今年は、コロナの影響で学校行事も中止や延期になっているので、学校行事にいろいろなところで影響を受けることが少ないものの、英語でも書きましたが、中1の2学期は、どの科目もできる・できないが極端に二極化してしまいがちです。

他の学年同様に、毎日学習する、たくさん問題を解く、継続するという基本的なことができていればつまずくこともありませんので、勉強に部活にと精いっぱい頑張っていきましょう。

コメント


認証コード4351

コメントは管理者の承認後に表示されます。