埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(英語)

2月26日に実施された埼玉県公立高校入試問題について書いてみます。

これまで、国語と数学(学力検査問題)は記事にしております。

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(国語)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(数学)

今回は英語です。

英語についてもまずは学力検査問題のほうから見てみましょう。

英語の問題は全体を通してみると、例年通りの出題形式&例年通りの難易度でした。配点についても変化はなかったので、過去問をしっかりやっていた生徒は、特に慌てることもなく冷静に解けたと思います。

まずは大問1。

リスニングです。配点は28点です。

リスニングについて記述はしませんが、どんなに悪くても25点は取りたいところです。No。7だけが英問英答の記述問題なので少し難易度が高い問題です。

そして、大問2。

英単語力・語彙力が問われる問題になります。

例年通り中1・2年生の習う非常に基礎的な単語の出題でした。ここも絶対に落としてはいけない問題になります。ここで12点も取れますのである意味サービス問題でもあります。

ちなみに今回出題された英単語は、

A 科学

B 兄

C 7月

D 星

ということで、答えは順に、science、brother、July、stars

でした。

月や曜日、数字や季節をはじめ、基本中の基本が書ければ特に問題ありませんね。

大問3です。ここは配点が計18点となります。

長文読解です。

長文とはいえ、非常に短い文ですね。200語程度でした。13行です。

内容的にもわかりやすく読みやすいので得点しやすい問題となりました。妹が自転車に乗る練習を手伝ったことについての英文でした。

問1で、整序の問題、問2が脱分挿入、問3が空欄補充、問4が本文に関する質問に答える形式、問5が本文との内容一致問題です。

大問4。長文ですが、対話文読解問題が、3つでした。

ここでの配点が計30点になります。問が8問です。

普段から長文に触れている生徒にとっては、非常に読みやすく、かつ設問も易しかったので正解しやすい問題が多くありました。早い段階から長文読解に慣れておけば、難しく感じることもないですね。

問7が2文以上の英語を書く問題ですが、英語で自分の考えを書く問題で、ここも英語が苦手な生徒は厳しいところです。

大問5。

長文読解。ここで配点が12点となります。11行の英文です。

E-maikを読んで問に答える問題ですが、問3で英作文が入ってきます。

将来あなたが海外に行くならどこに行きたいかについて英語でメールを書くという設定です。(3文以上)

条件は以下のようになりました。

Hi, Emily. How are you doing?

この後に続くものを書くのですが、

条件①1文目は、どこに行きたいかということをI would like toに続けて書け

条件②2文目以降は、①について具体的にそこでどのようなことをしたいかを、2文以上で答えろ

という条件です。

1文目では指定されたものが逆にヒントになり書きやすくなると思います。

2文目以降も具体的に書くことが明示されているので書きやすいと思います。

今回の問題は、中2内容がほとんどでした。配点でいうと60点分が中学2年生の内容になります。中学1年生の範囲でいうとたったの9点しかありません。

今回の問題は、平均点が54点くらいになるでしょうか。

英語は出来具合が二極化するので、これから受験する中学1・2年生は英語で差がつかないように日々学習を続け、英語嫌いにならないようにしましょう。英語が苦手になってしまうと高校生になってからも大変です。特に来年度からは新学習指導要領で英語はますます大変になりますので、つまずく前に必ず克服することが重要です。埼玉県公立高校入試問題英語

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