「書くこと」は重要です

春期講習8日目が終了しました。深谷市にある彩北進学塾のブログです。

さて、勉強するうえでも何をする上でも「書く」ことはとても重要です。いろいろなところでも言われることですが、書くこと=アウトプットすることで自分の考えていること、頭の中を整理することができます。

分かりやすい例で言えば、算数や数学の文章題を解くときです。苦手な生徒が多い文章題ですが、できない・解けない生徒は頭の中でずっと考えている(フリかな)をしています。それに対してできる生徒は必ずノートや隙間に何かを書いております。図だったり途中までの式だったり、簡単な絵だったりと問題や生徒によって異なりますが、何かしらを書くことは共通しております。

私自身は文系ですので数学を教えるときや質問されたときは、やはり紙に書かないとわかりません。速さや割合の問題などはなおさらです。あるいは図形の問題も見ていても全くわからないのです。きちんと自分の考えているものを書いてみていかないと正解にたどり着けないのです。

書くことによって、それを目で見るわけですから、書くというのは、「頭で考える」「視角でとらえる」といったことも同時に行うわけです。ですから、ただ何も考えずに書くだけではなく、右脳を目いっぱい使って考えて、書くことにより左脳を働かせ、手を動かして、そして、見る。五感に刺激を与えて学習すると効果がだいぶ異なります。

英語のリスニングなどでも同じことが言えます。やはり勉強が苦手な生徒は、ただボーっと聞いています。それに対してしっかりと点数を取れる生徒はメモをします。図や記号など自分でわかるもので素早くメモを取るのです。これも書くことによって正解にたどり着きやすくなるわけです。もちろん勉強が苦手な生徒はリスニング自体が聞き取れないとか言っていることがわからないから何も書けないということも理由かもしれませんが、そこを除いたとしても上記のようなことが起きるはずです。

他の科目でも勉強をするときに、眺めているだけだったり、見て覚えるだけではやはり弱いです。必ず自分の手で書いて、見て、考えてとありとあらゆるものを使うことでよい結果につながっていくわけです。

勉強をするときは、必ず大きな文字で書いて考えることを当たり前にしてほしいと思います。分かっている問題、できる問題だからといって頭の中だけで考えているのではなく、書くことで確実に力がつき、また、スピードも速くなります。考えてあれこれやっているよりも実は書いてまとめたり考えを可視化する方が早いのです。

それから書くということでいうと、なかなか勉強だけで書く時間や書く作業ができない場合は、日記をお勧めします。日記は考えたり振り返ったりしますので、よい学習方法の1つです。問題を解くのとは異なり、自分のことを書くことがメインですので始めやすいです。

いきなり毎日何十行も書くのはむずかしいでしょうから3行程度から始めるのでもよいですが、ある程度はまとまった文章を書いていく必要があります。手で書くことが重要なので、PCで打ったりスマホで入力するのではなく、必ず手書きにしましょう。

書くことによって、読む力も培われますし、同時に漢字や語彙力の向上にもつながります。

書くことは良いことしかありません。

今日から早速スタートですよ。

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