やってはいけない勉強方法とは…その1

深谷市栄町にある記述に強い彩北進学塾もブログです。

さて、毎年同じようなことを書いておりますので、過去の記事を見ていただければわかるのですが、やはり新学期がスタートしてこれから学校の授業も本格化するわけですので、重複する内容も多くはなりますが、何回かにわけて勉強方法について書いてみたいと思います。

まずは、勉強方法としてダメなほうから書いていきます。

こんなような学習の仕方はかえってマイナスになりますので、いますぐにやめてくださいという内容です。

・まとめ学習

よくやってしまいがちですし、私自身も中学生の時はよくやっていたのですが、教科書や持っている参考書・問題集をただノートにまとめるだけの勉強です。特に社会や理科、英語などでやってしまいがちですね。数学でこれをやっているようでは論外です。

ノートにいくらまとめたところで学力は上がりません。知識として覚えることは必要ですのでやること自体は反対しておりませんが、まとめただけで満足して終わってしまうのがダメということです。まとめていると時間もかかりますし、手もいたくなります。よって、ものすごく勉強した気になってしまいますが、実際の効果としてはほとんどありません。

ではどうするのかといったら、これもよく書いている通りですが、問題を解く必要があるのです。いくらまとめてもそのあとすぐに問題を解かなければせっかくのまとめノートも意味のないものになってしまいます。勉強は問題を解いているときにできるようになり、学力がつくのです。インプットばかりしている勉強は成績につながりません。むしろ問題を解いたりテストをしてみたりというアウトプットこそが重要なのです。

インプットとアプトプットはアウトプットが多くなければいけません。そして、問題演習は、1回解いただけではいけません。問題集を1周して満足している場合は、これもほとんど力がつきませんので、複数回の繰り返しを行う必要があります。インプットとアウトプットは、3:7または2:8くらいでもよいくらいです。とにかく覚えたことをきちんと問題を解くこと、テストをすることで力がついてきます。

・答え合わせが赤ペンで正しい答えを書いておわり

非常に多くの生徒がやりがちなNG学習方法ですね。

問題を解くまでは良かったのですが、そのあとの答え合わせで台無しになってしまうケースをよく目にします。

問題を解いて答え合わせをするわけですが、その時に間違って居た問題や空欄になっている箇所に赤ペンで正しい答えを書くだけで終わってしまう場合があります。答えを書いているわけですが、答えを見ながらただ写しているだけですね。最低限、その際に問題文を確認する必要があります。もっというと、間違えた問題は解説などを見て理解して、もう1度解きなおす必要があります。

赤ペンで答えをそこに書いたら成績が上がるのかという話ですね。赤ペンで正解を書くのではなく、間違えた問題はなぜまちがえたのか、どうしてそういう答えになるのか、そして最終的に自分で解ける状態になっているか、という部分をチェックして進めてください。できない問題があったら放置していたらいつになってもできません。よって、答え合わせほど重要なものはありません。問題を解く時間より答え合わせややり直しのほうが時間がかかってもよいくらいです。

・何回も何回もひたすら書いて覚える

英単語や漢字の話ですが、ノートに隙間なくびっしり何十回と書きまくる勉強をする人がいます。これはおそらく小中学校でそういった課題が出たり、授業中にやらされたり、という経験からそうなてしまうのでしょうが、これこそ何の意味もない学習方法です。何度も何度も書いて覚えるという発想はナンセンスです。ただ書いているだけの作業にほかなりません。覚えることもなく、速く終わらせるために文字も雑になり、漢字で言えば、部首だけ先に1行全部書いて残りの部分をまとめて書くなど、本来の学習とは異なる目的になりがちです。

何回も書いていると、これも非常に労力が要りますので、ものすごい勉強した感が残りますが、成果はほぼ0でしょう。ただ疲れただけ、あるいは時間を過ごしただけのような形ですね。漢字なども同じものをずっと書いていると何を書いているのかわからなくなったり、見ていると別のものに見えてきたり、間違っていても気付かず繰り返していたりと本当に百害あって一利なし状態です。もしこのような学習をしていたらすぐにでも辞めるべきでしょう。

・計算ミスをミスとして見過ごす

こちらも多くの生徒がよく言うセリフですが、「ケアレスミスした」とか「ちょっとミスってしまった」、「うっかりしていた」など。

ミスと言っているわけですから、本来は理解していてできたはずという前提で話しております。ここが問題です。

ミスはミスではなく必ず間違えた理由があります。マイナスをつけ忘れちゃった、というのは見た目はほぼ一緒ですが、根本的に何かが分かっていないはずです。答えがプラスかマイナスかは、ちょっとしたミスやうっかりミスではうまれないほど全く異なる答えです。

おそらくこういう生徒は毎回のようにうっかりミスをしてきます。何度も同じような問題で間違えるのです。

計算は簡単、と勝手に思い込んでいる生徒もいます。計算ミスが発生している場合は、次は大丈夫、と見過ごさずにもう1度解きなおして本当にただのミスなのかを確認する必要があります。

そして、ミスを減らすためにはきちんとした理解と毎日の繰り返しによる訓練、そして、注意力をつける必要があります。計算だからと甘く見ないで、計算も文章題も図形も関数もみんな同じ重要度なんだと理解することです。私はむしろ計算こそ時間をかけてしっかりやっていく必要があると思っております。

特に高校入試では計算ミスは命取りになりますので、時間をかけてじっくり取り組む必要があります。普段の計算練習の時から間違えないようにしておく必要があります。また、分かっていないのであれば、理解してから次に進むようにしてくださいね。分かっている気がするだけでは点数は伸びませんので。

では、また後日続きを書きます。

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