読書感想文は…

深谷市にある彩北進学塾のブログです。

2021夏期講習会は5日目が終了しました。

スタッフ、生徒にも疲れが出始めるころですが、ほとんどの生徒とスタッフ全員は土曜・日曜日が休みなので疲れをとってまた来週から頑張ってほしいと思います。吹奏楽部枠の生徒と私自身は明日もありますので、頑張りましょう。

塾とは関係ないですが、7月30日はプロレス記念日だそうですね。プロレスといえば、私も小学生~中学生まではプロレスが大好きで毎週テレビでみていましたし、実際に観戦に行ったことがあります。一番好きだったプロレスラーは、ジャンボ鶴田でした。そして、今でも史上最強だと思っております。早くに亡くなられたので残念です。そしてもう1人大好きだったのが、スタン・ハンセンですね。日本で最も成功した外国人レスラーと言われていますように、それはもうものすごく強かったですね。

さて、先日お伝えした通り、生徒が苦手としている「読書感想文」の書き方について少し書いてみます。

生徒の読書感想文を読んでみると、とにかく本文をそのまま抜き出して書いていたり、あらすじがびっしり書いてあったり、「よかった、おもしろかった」と内容のないものが多くてびっくりです。読書感想文ですから、感想を書くのが目的です。感想は本に共感しただけでなく、反対意見や批判のようなものであってもいいのです。あくまでも自分が感じたことを書くのが一番だからです。読書感想文に限らずですが、作文を書くときに、「上手に書こう」と思う必要はありません。今持っている自分の力で書くことが重要です。

では、実際に最も難しい書き出しです。

間違えても、

「僕は○○という本を読んで」のような始まりにしないようにしましょう。

書き出しに書くことは以下のどれかになると思います。

・なぜその本を選んだのか(きっかけなど)

・もっとも印象に残ったものから書きだす(結論を先に書く)

のどちらかが良いかと思います。

私は生徒にいつも、「その本を選んだ理由」を最初に書くように話しております。

きっかけを先に書くことで、なぜその本を選んだのかが読む人に伝わります。その理由をしっかり伝えておくことは重要です。

続いて簡単にあらすじを紹介します。ただここでは長々と書くことはしてはいけません。すべてがあらすじになってしまいますので、登場人物と起こった出来事、そして最終的な結果(主人公がどうなったか)くらいを書けば大丈夫です。本を読まずに感想文を書こうとする人もいますが、ほぼ不可能ですので、きちんと読むことは読むのですよ。

そして、自分がもっとも印象に残ったところ、気になったことを書いていきます。または疑問に思ったことなどでもよいです。そのことについての自分の思ったことや考えたことを書いていきます。その際に、できるだけ自分の経験や見聞などを入れることが大切です。今までの人生の中で似た経験をしたとか、聞いたことがあるとか、実際に自分の体験を書いていきます。

自分が主人公だったらどうするだろうとか自分がその状況になったらどうするのかという記述も必要になります。自分が本の主人公になったつもりで考えてみるということです。自分と似ている点や異なっている点などを挙げて比べてみるのも面白いでしょう。

次に、その本を読む前後の変化です。本のタイトルを見た時の印象や最初に読み始めたところと読み終えたあとでの本に対する印象の変化が入っていると非常によい作文になります。読む前と読んだ後で最も印象が変わったところを拾って書けるとよいでしょう。

最後に本を読み終わって考えたことや自分の意見、分かったことなどを書いていきます。自分ならこの物語の続きをこうする、なんていうのもとてもオリジナリティがあります。または、本を読んだ結果、将来にどう役に立つのか、未来に向けてどう生かしていきたいのかを書くことも1つですね。自分の本音をそのまま書いていくとよいでしょう。

以上の流れや内容で書いていくとスムーズに書けるのではないでしょうか。読書感想文は原稿用紙3枚以上のように文字数が多いので何を書いていいのかわからなくなってしまいがちですが、型を決めてやっていくとそこまで難しいものではありません。

本を読んでいない人はまずはそこからですが、読み終わったならば、上記を参考に早速書いてしまいましょう。


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