古典も重要

深谷市にある彩北進学塾のブログです。

夏の講習も25日までですので終わりが近づいてきました。

夏休みも終わりに近づいているということですね。

2学期が始まると学校は非常に忙しくなるのでなかなかまとまった学習時間を確保するのは難しいため、今のうちにやれることはやっておかないといけません。資格試験の勉強もその1つですね。

さて、国語を教えていて、在籍している生徒たちの様子を見たところ、共通して古典が苦手ない生徒が多いことが見えてきました。彩北進学塾では古典は2学期がメインとなりますが、この夏休み中に少し触れたことで早めに気付くことができました。中学1年生はまだやっていませんので仕方がないとしても中学2・3年生はもう少し古典を勉強した方がよいと思います。もし、これを読んでくださっている中学2・3年生の子どもをお持ちの保護者の方は、自分の子どもに確認をしてみてください。

古典は、古文と漢文、どちらもできるようにしておきたいですね。

・歴史的仮名遣いがきちんと分かる

→まずはこれ。ここができない場合は古典はできるようにならない

歴史的仮名遣いは、理屈も大事ですが、理屈で読んでいるうちはまだまだです。自然と読めるようになるまで練習するべきです。スムーズに読めるようになると内容の理解も深まります。

・重要古語の暗記

→英語と同じで、単語が分からなければ本文の内容は理解できない

英語と違って、スペルの暗記は必要ありませんので、意味が分かればいいわけです。現代語の意味と異なるものは要チェックです。150語も覚えれば十分です。英語の1200単語に比べたら大したことありませんね。

・知識事項は覚える

→旧暦や十二支の暗記と否定語は覚えたい

旧暦や十二支を知っているのは当たり前に。また、否定を表す言葉はきちんと覚えておかないと本文の意味が180度変わってしまいます。それから特有のルール(係り結びの法則など)は覚える必要がありますね。漢文や漢詩では、返り点や置き字なども覚えます。

・音読する

→英語同様、古典は音読に勝る学習法はなし

古典は別の言語だと思ってもよいくらいですので、英語の学習と同様に、音読の効果が非常に高いです。有名古文の冒頭文や有名な漢詩の暗唱などもできるとよいですね。

・古文は、動作主-動作を追っていく

誰が-どうするを押さえていけば自然と読める

古文は全部を完璧に訳すのはほぼ不可能です。また、漢文も同様です。よって、最低限を押さえて読めば意味が自然と理解できるようになります。誰がーどうするを常に意識して読んでいくと、何を・どこでなどが補えますので、まずは主語と述語だけを追う練習(登場人物のチェックも忘れずに)をしましょう。

・何よりも、古典を勉強する時間を取りましょう

→ほとんど自分で勉強することがないようです

国語があまり勉強しない教科になってしまっている人が多いようですが、それ以上に古文や漢文をふだん勉強している人を見たことがありません。埼玉県の公立高校入試はもちろん、私立高校入試にも出題されるところがほとんどです。また、先のことを考えると、高校生で古典が嫌いになる生徒が多いです。やはり大学入試でも必要になってくる人が多いと思いますので、今のうちから古典を学習するようにしておきましょう。せっかく現代文が得意であっても古文で落としてしまってはもったいないですね。


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