成果の出ない勉強

くり返し学習と豊富な演習量で成績を伸ばしている深谷市にある彩北進学塾です。

さて、例年この時期(期末テスト前)に書いておりますが、勉強をしているのに全然成績が上がらないという人によくある間違った勉強方法を書いてみます。

もし、下に挙げるような勉強をしているならば、それは効果のないものですので今日でさよならしてください。

せっかく時間をかけて勉強をするのですから、きちんと結果のでる学習方法で行っていきましょう。

・ながめるだけ/読むだけの勉強

教科書をただながめていたり、ノートを見ているだけでは何もできるようになりません。ただながめていたり、読んだりしているだけでできるようになるなら苦労などしません。音読は非常に効果がありますが、ここでいう教科書をながめるだけの勉強とは、ただ文章をおって終わりということです。

・線を引きまくる勉強

大事なところに線を引くこと自体は反対しませんが、あれもこれもと線を引いたり、マーカーでラインを引いてるだけでは、できるようになりません。

線を引いていると、大事なところがたくさんカラフルになってきて勉強をした気になりがちです。それをすることで満足してしまう人が多いです。結局はマーカーだらけになってどれが大事なのかよくわからなくなってますね。さらに、大事な語句はすでに太字になっていて目立ってますので、その上にさらにマーカーを引く意味がよくわかりませんね。蛍光マーカーで線をたくさん引く人で勉強ができる人をあまり見たことがありません。

・問題演習をしない

よく書いておりますが、とにかく勉強はインプットよりもアウトプットが大事です。社会などで語句や用語を一生懸命覚えても問題を解かなければ意味がありません。教科書をノートに時間をかけてまとめるのもよいですが、まとめて終わりというケースも非常に多く、一生懸命覚えることはしても、問題を解く、友達に教える、声に出して言ってみるなど、アウトプットをたくさんしなければあまり効果が出てこないのです。インプットよりアウトプットが多くなる学習に変えてください。

・赤ペンで丸付けするだけ/間違いは赤ペンで正解を写すだけ

答え合わせをするときに、ただ〇か×か付けるだけで、×のところは解答を写して終わり、という勉強をしている人が多いのですが、これも全く勉強ができるようにならないですね。できる問題はいつでもできますが、できない問題は一生できないままです。間違えた問題は、解きなおし・やり直しをしてこそです。むしろそこに時間をかけるべきで、丸付けなどしなくてもよいのです。できない問題をいかにできるようにするのがが勉強です。赤で答えを書いたらできるようになるの?と毎回伝えています。

・教科書や参考書を見ながら学校のワークを解く

これも多いのですが、ほぼ無意味な学習の1つです。教科書と学校のワークはほぼ連動しておりますので、同じ箇所を見るとだいたい答えが分かります。ですから、それを見ながらやるとワークの問題は解けるでしょう。しかし、いつまでたっても自分の力で解くことはできません。問題を理解して解いているのではなく、いわば正解を探してくるゲームのようになってしまっているので、考えずにやってます。頭を使わない勉強は身につきません。自力で何も見ずに解ける状態にしなければならないのです。

・「ながら勉強」

無音、静寂の部屋で勉強をする必要はありませんし、多少の音があったほうがよいのですが、「ながら勉強」はダメです。音楽を聴きながら、お菓子やご飯を食べながら、スマホを気にしながら、テレビを見ながらなど、どれも勉強には邪魔になります。

何かをしながら勉強すると勉強内容も頭に入りませんし、ほぼ別のほうへ気が取られていて集中することはありません。音楽を聞きながらだとはかどるという声もよく聞きますが、これもあまりよくないですね。だいたいテストの時に音楽は流れておりませんので、やはり勉強するときは勉強だけに集中してほしいと思います。スマホは見えないところに起きましょう。

・ワークを1回しかやらない

勉強は「くり返し」がとても重要です。1回で理解できるなら塾も要りませんし、勉強も学校の授業だけでいいですね。でもそういうわけにはいきません。何度も何度も繰り返して覚える・使えるようになるのです。1回やって終わりではなく、できなかった問題やわからなかった問題など、複数回やって納得して理解するまでやり直しましょう。分からないからいいや、ではなく、調べる・聞くなどして必ず分かるようにしてそして最終的に自分1人で解ける状態にしておきましょう。分からないをほうっておくから、できない問題が増えて結局は勉強嫌いになり…という悪循環です。

よくやってしまいそうな勉強方法ですが、心当たりがある人は今すぐにやめて、やり方を改めていきましょう。

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