できる生徒はじっくり考えて解く

深谷市栄町にある埼玉県公立高校入試に強い彩北進学塾です。

ここへきてまたまたコロナウイルスの影響が出始めております。塾生が通う1つの中学校では学級閉鎖が出たり、とある小学校では欠席者が多く学級閉鎖になりそうだったり…

わが子が通う小学校でも学級閉鎖があったり…

なかなか落ち着きそうで落ち着きませんが、学級閉鎖になったクラスの生徒には可能な限りオンラインでの対応と学習指示で授業などを行ってます。

さて、塾で指導をしていると、問題を解いていて分からない時の行動にいろいろと違いがあります。

その中で一番いけないのは、分からないと思った瞬間にすぐに質問してくるケースです。だいたいこういうケースはまず説明を聞きません。答えしか聞かず、答えが分かるとすぐに書いて次の問題に行ってしまいます。おそらくこういう場合は、1時間後に同じ問題をやってもまた間違えると思います。すぐ聞く=すぐ忘れる、と同じことです。すぐ聞いてくる生徒は、求めているものが「答え」であって、分かることではないことが多いです。

分からないと思った瞬間よりも問題を読む前から、パッと見で分からないと思ったら聞いてしまうのはさらに問題ですが、意外にこういう生徒は多いです。

上記のような場合は、だいたい成績もあまりよくありません。まずはこういう生徒の場合は、勉強云々の前に別のことを話していかなければなりませんね。

もし、自宅で学習をしていて、分からない問題があったときにすぐに答えを見て写して書いて終わり、となっていたら要注意です。勉強はしているように見えますが、できない問題はできないままでしょう。

そして勉強ができる生徒は過去に習ったもの、自分が持っている知識を絞りだしてああだこうだと試行錯誤をします。問題を何回も読みます。問題文を3回読んで分からなければ、おそらく解けないだろうとよく伝えますが、問題文が数学や理科では国語の読解のようになっていて理解できないケースも最近は増えています。

そして、それでも分からない場合は、解答と解説を見ます。この勉強ができる・できないの差は、以前書いたと思いますが、解答の使い方です。勉強ができない生徒は答えを見るのですが、勉強ができる生徒は解説を見ます。解答と解説とそして問題を見て、また考えるわけですね。そしてそれでもまだ分からない場合は、質問をしてきます。その質問の仕方も、何が分かっていてどこからわからないのかという部分がはっきりしています。また説明をしているときも途中で問題文や解説と照らし合わせながら聞くわけです。

それが終わるともう1度自分で解くわけです。

ここもできない生徒は解説を聞いて分かったつもりになってもう次の問題へ進んでしまいます。

よって、できる生徒は分からなかった問題をもう1度別の日にやればきちんと理解して解けます。できない生徒は同じ日にやってもまたできないわけです。

机に向かって同じ問題をやっていても、見てるとどちらも同じように勉強をしているように見えますが、中身には違いがはっきりあるわけですね。

できる問題はいいのですが、できない問題やわからない問題に対してのやり方の違いが大きな差になっていますので、問題に対してじっくり考えることと解答・解説の使い方、そして、もう1度必ずやるということを忘れずに勉強をしていくように保護者の方はお子様へお伝えください。

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