実技4教科も重要な理由

深谷市の彩北進学塾です。

約1か月後はもう期末テストです。まだ中間テストが終わってすぐなのにもう期末テストの話かと言われそうですが、なんだかんだでもう1か月を切っている学校もたくさんあります。

今回はその中でも実技4教科の話をしましょう。

実技教科がなぜ重要なのか。

それは、高校入試において内申点が大きく影響するからです。

埼玉県の入試で見てみると、高校入試当日の5教科のテストが各100点満点ですから、計500点満点です。そして、それ以外に内申点が入ってきます。単純に教科だけで見てみると、9教科ありますのでオール5で45点満点。これが1年から3年までの合計を扱いますので、45×3で135点満点です。

実際は内申点は、各高校によって比率が変わるので、中3だけ2倍だったり3倍だったりいろいろですが、多くの学校で少なくとも内申点だけで250点分くらいはあります。多い学校ですと400点くらいある学校もあります。

そして、実際入試での判定は、簡単に言えば、当日の点数と内申点との合計で決まります。

その時に1つ考えてみてください。

いわゆる勉強の5教科であっても実技4教科であっても科目による差はありません。あくまでも数字の合計だけが必要になります。

例えば、同じ高校を受験したAくんとBくんの内申点を比較してみましょう。

Aくん…

国語5 数学4 社会5 理科4 英語4 音楽3 美術3

体育3 技術家庭3の合計34になります。国語と社会に5がありますね。

Bくん

国語4 数学4 社会4 理科3 英語4 音楽4 美術4

体育4 技術家庭4の合計35になります。5は1つもありませんが、B君のほうが高いですね。

実際に良くある話ですが、勉強の5教科はとても良いのに実技4教科がすべて3のケースです。

こうなると入試ではBくんのほうが内申点が高いので、入試の得点が同じであればBくんのほうが合格の可能性が高いわけです。

実技教科はどうやって成績が決まるのか。

それは、定期テストの結果、提出物など、授業態度です。

定期テストの点数が悪いとやはり成績が5になるのは難しいわけです。実技教科もきちんと準備し勉強するしか方法はないですね。教科書やプリント、ノートなど覚えることがメインになると思いますので、覚えてさえいれば結果は出しやすいはずです。

そして、提出物など。提出物はどの教科にも言えることですが、提出せずに成績が悪くなってしまうケースがよくあります。期限までにきちんと取り組んで提出することは絶対です。

最後は授業態度。どうしても苦手なものや嫌いなものはあまりやりたいと思わないのは人間だれしも同じなのですが、授業を真剣に受けることが重要です。内申点のために授業態度をよくするわけではないのですが、やはり一生懸命取り組む姿勢は成績に影響します。

音楽などは歌のテストなどがあることもありますが、恥ずかしがらずに歌うようにしましょう。上手か下手かは関係ありません。しっかりと声を出すことが重要です。それは体育でも同じです。どうしても得意・苦手と実技教科はそれが出てしまうのですが、積極的にかつ一生懸命やることです。

実技教科でしっかりと内申点が取れていれば、5教科の勉強にもゆとりが持てます。間違えても実技教科はノー勉で、かつ授業態度もいい加減で、とならないようにしてください。実技教科で「2」となったら何かしら問題ありです。授業を受けて提出物を出してテストもそこそこであれば最低でも「3」がつきますので、2だった場合は良く振り返って原因を探しておきましょう。

せっかく5教科を一生懸命勉強して点数を取れる状態になっても実技教科のせいで失敗したとか志望校を下げたという結果になってはもったいないです。

ちなみに彩北進学塾では、塾生に対して期末テスト前に実技教科の対策も行っております。

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