勉強不足なのは見てすぐわかる

深谷市にある彩北進学塾です。

中学生・高校生ともにテストの結果がほぼそろいました。

450点以上を取った子も多くいますが、それほど良くなかった生徒もいます。

基本的には全生徒の答案用紙を確認しますが、間違えたところを指摘して理由を聞くと、こう返ってくる生徒が毎年一定数いるのにびっくりです。

それは、「そこは勉強しなかった」というものと「勉強する時間がありませんでした」の2つ。こちらからすると意味が分かりません。上記どちらもほぼ同じ意味ですが、要は、勉強しなかったということです。しかし、なぜ「そこはやらなかった」とか「時間が足らなかった」という答えになるのでしょうか。時間がなかったというのは他にもやるべきことがたくさんあって、そこまで行かなかったということを指すのだと思います。

年間行事予定までいかなくても事前にテストの日程は分かっています。そして、範囲も分かっています。やるべきことも分かっているわけですが、そこまでに終わらないということは結構問題です。テストの勉強を始めたのが3日前位でしょうか。それなら終わりませんが、そもそもテスト勉強をする気がないということと同じです。

まして、「そこはやらなかった」とはいったいどういうことなのか。そこは出ないと判断したのか、それともやる必要がないと思ったのか…テスト範囲であれば隅々までやる必要がありますし、「どうせここは出ないだろう」という勝手な判断は危険です。どこが出てもおかしくないわけで、範囲であればここは出ないということもないはずです。

そして、問題を見て解答欄を見ると、勉強したかしていないかは一目瞭然です。点数が悪い場合はだいたい勉強不足が原因ということになります。覚えるものの単元で覚えられていないということも勉強が足りないわけです。漢字など特にそうです。

解答用紙からはいろいろな情報が分かります。

また、学校の先生であれ塾の先生であれ、生徒の宿題や問題集など提出してもらってみれば、答えを写したのか調べたのか自分できちんとやったのかもすぐにわかってしまいます。よく塾の宿題でも、生徒の答えを確認するとどうやって宿題をやってきたかがわかります。

怒られないための勉強であったり、やってる風を装うための勉強であったり、あるいは、締め切りまでに終わらせなければならずとりあえず答えを写しただけの勉強は身に付かず、労力の無駄になります。全く成績には結びつかないどころかひどくなる一方です。

勉強はまずは自分のためにするもの、そして徐々にそれが将来の他人のためにするものとなってくると思います。

自己保身のための勉強であるうちは成績向上どころか、下降してしまいます。それは勉強とは言えないからです。

中学・高校の定期テストは勉強をした分の結果が出ます。してなければそれだけの点数にしかならないわけです。30点であれば30点分の勉強しかしていないということです。どんな理由をつけてみても、ほとんどが勉強不足によるものです。

すでに次のテストまで約1か月です。

もう始めた方がよいですね。

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