小数の計算

だいぶ前に一度記事にしたことがありますが、中学生は小数の計算が苦手です。

小学生の時のほうが良くできた、という人のほうが多いと思います。中学生になると、数学ではほとんど小数を使わなくなるのが原因でしょう。割り切れないものは、分数で答えるからですね。

一方で、理科では小数の割り算を使う機会が多くあります。

その時に、計算ミスが多くなるのですね。

小数点の位置がおかしかったり、筆算の途中が変だったり・・・

特に、圧力の計算はだいぶ苦戦する中学1年生が多くいます。

圧力の計算は、N(ニュートン)÷㎡(平方メートル)ですが、間違えうるポイントがたくさんあります。

まず重さをNで表しますので、g⇒Nの単位変換が必要となります。

100g=1Nですので、ここは、ほとんどの生徒がクリアできます。

続いて、面積ですが、問題のほとんどは、㎠(平方センチメートル)になってますが、求める際は、㎡ですので、ここでも単位変換が必要です。ここが間違えやすくなります。

最後は、わり算をするわけですが、0の数が多くなりがちなので、数がおかしくなることが多いですね。

密度や湿度、溶解度などもそうですが、小数はたし算・引き算は良いとして、かけ算・わり算が意外に苦戦するものとなります。

ですから、小学生の時には、小数の計算をしっかりと身につけてほしいと思っております。かけ算・わり算は、特にきっちり理解して中学生になってほしいですね。

また、いつも書いているように、数学では、分数がネックになりますので、やはり小学生の時に分数も定着をさせないといけません。

以上のように、小学生の算数は、中学生になってからの計算に非常に影響を与えますので、小学生の内容は小学生のうちに理解して使えるようにしておくことが必要です。

また、中学生になってからも、小数の計算は、時々でもいいのでやっておかないといけませんね。

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