彩北進学塾
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勉強が苦手な生徒に共通しているものがあります。
ノートの使い方です。
彩北進学塾では、当たり前ですが必ずノートを持参してもらっていますが、去年まで全く持ってこない生徒がいました。小学生です。そんなわけで、算数などで計算をする際は、テキストの空いているスペースにちょこちょこっと書いてやっていました。
言うまでもありませんが、その結果、だいたいいつも間違っておりました。特に、かけ算のひっ算とわり算のひっ算です。
なぜか・・・
・字が小さいので、位や桁がごちゃごちゃになる。
・自分で書いた数字などが判別できなくなっている。
・どの問題の計算をどこに書いたかわからなくなっていて違うところに計算を続けている。
こういった感じでした。
そして、ようやくノートを持ってくるようになったのですが、なんと、ノートに書くときが問題になっておりました。
せっかくノートがあるのに、計算を書くときは、テキストに書いていた時と同じように小さい字で、隣同士も詰めて書いてました。
結局、上記で挙げた問題点と同じミスばかり・・・
そうです。ノートがあるない云々ではなく、別のところに問題点があるわけです。
そう、振り返ってみると過去の生徒でも算数や数学が苦手だった生徒は同じような傾向がありました。
よく生徒には伝えていますが、「ノートをもったいないと思ってはダメ」です。算数や数学は、ある意味、目でやる教科です。視覚で確認するのです。間違えた際もその書いた途中式などを見ながら確認作業をするのです。
ですから、できるだけ大きく、丁寧に、隙間も空けて書くことが大事になります。見返した時に読めないようではノートの意味がありません。
ひっ算の答えが違う場合は、たいてい途中に誤りを発見できます。ですから、大きな字できちんと書いていればすぐにミスを発見できるわけです。先ほど書いたような、位や桁も間違えなくなります。また、0だか6だかわからない、ということもなくなりますね。どんどんミスが減るのです。計算ミスには必ず原因があります。計算ミスは、「ちょっとミスしちゃった」、と言って笑って済ませられません。それはミスではなくあきらかに問題があるのです。こうした細かい、小さいものの積み重ねが大きな差になっていきます。
途中式を書かずに頭の中だけでやる生徒も同様です。できる子ほどきちんと途中式などを書いて、目で学習をしています。筆算した方が早いのに、なぜだか頭で計算しようとしてしまいます。
要は面倒くさがっていたら勉強はできるようにならないということです。勉強は根気が要ります。また、嫌なことも多いでしょう。その嫌なことから逃げないことが学力向上につながっているのです。
できる子は最初から頭がいいわけではないですし、特別なわけではないのです。そうしたものの積み重ねが結果として表れているのです。
たかがノートかもしれませんが、もし算数や数学が苦手だったり、うまくいっていないようなら、そこから変えてみてください。