学習方法・・・暗記事項

本日、GW特訓3日目でした。

10:00~21:00

明日も続きます。

さて、塾生からよくこんな言葉が出てきます。

「暗記は苦手」

「覚えるのが無理」

覚えるのは確かに大変で、暗唱のテストなどがあるときは憂鬱になりますね。

しかし、学習をする上で「覚える」ことは最低条件ともいえるでしょう。われわれが会話をしたり、何かを考えたり、想像したり・・・すべて言葉を使っております。その言葉を知らなければ、無いものと同じになってしまいます。勉強においても、知らないものはテストで出てくるわけがないのです。

ですから「暗記」や「覚える」ことは学習において重要です。

要するに覚え方の問題があるわけです。

いろいろな覚え方や暗記の仕方があると思います。記憶術のようなものもあります。ではどれが一番適しているのか・・・おそらく科目や単元などによってどれがいいというのは変わってくると思います。これだけで大丈夫というような覚え方はありません。

では、いくつか具体的に挙げてみましょう。

・漢字

漢字を覚えるのは、「書く」ことが基本になります。それは、漢字は漢字そのものに意味があるからです。意味を理解して練習をすることで定着していきます。また、ふだんから日常生活においてもあちこちで漢字は目にしますので、意識するのもよいでしょう。

よく生徒がノートにものすごい数の漢字をすごい勢いで書いていることがありますが、あれは何でしょうか。ほとんど意味がありません。数を書くことや繰り返すことは大事なのは当然ですが、あれは、意味も考えずにただ単に記号を写しているのと同じで、身につきません。そんなにたくさん書いてどうするのでしょうか。

きっとこの大量の「書き」練習は、ただの作業にほかなりません。勉強とはほど遠いですね。やる前から気が失せる状態になりますし、終わった後は非常に疲れます。百害あって一利なし状態ではないでしょうか。漢字を覚えることが目的ではなく、ノートを生めることが目的になってしまうからです。そして、嫌々やってますので、覚えられないという悪循環。

漢字は、意味を理解し、「へん」や「つくり」を考え、まずは見て覚えましょう。そして、「読み」をまずは覚えて、それから書きに入りましょう。覚えられるものは数回も書けばOKです。知っているものを何度も各メリットはありません。

また、英単語は、「書き」から入ってはいけません。必ず「読み」が最初です。読めない単語は書けるようになりません。発音ができて、意味が分かって、それから書きに入ります。読めない単語は読めるようにしてから書く練習に入ることにしてください。英語は、文字と発音が一致して来ればだいたい読めるようになりますので、まずは音を意識しましょう。漢字と同様で、書く練習は、単量に書く必要はありません。覚えられない単語は多く練習する必要がありますが、ふだんから英単語は文を書いたり、問題を解く中で触れているはずですから。

その他の教科もそうですが、覚えたかどうかは、必ず問題やテストなどをして確認作業が必要です。覚える作業だけで終わると「覚えた気」がしているだけで、実際は覚えていない可能性が高いので、どんな形でもいいので、チェック作業をしてみましょう。そして、覚えていなかったものはまた覚えなおすことです。生徒には「3秒以内」に出てこないものは覚えていないもの、と話しております。

確認作業で、覚えていたものは、何度も練習せずに、覚えていないものを中心にやれば、だんだんと時間も短縮できます。

また、夜などに覚えたものを、翌朝に思い出したり、もう1回見直したりすることが効果的です。覚えることがちょっと苦手だな、という人は、夜⇒翌朝に振り返り、の学習をしてみてください。

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