結果ではなくプロセスを・・・

南中の中3生たちは明日から修学旅行ですね。

奈良・京都と楽しんできてください。

奈良とか京都とか子どものころははっきり言って興味なかったのですが、大人になってからはいつでも行きたい、と思うほどですね。

私も中学生の時の修学旅行は、奈良・京都だったわけですが、記憶に残っているのは、「蓮華王院 三十三間堂」と「慈照寺銀閣」の2か所のみですね。

さて、中間テストが近づいてきておりますが、特に、中学1年生の保護者の皆さまにとっては、お子様が初めて中学校で行う定期テストになります。子ども以上に保護者の皆さまのほうが神経質になっているかもしれません。

そこで1つお願いしたいことがあります。

それはテスト後のことについてです。

点数というわかりやすい結果を見て一喜一憂したり、あるいは、点数が悪かったときに、叱らないでください。順位が出た時も同様です。結果がすべてだ、という考え方もあるでしょうが、結果だけを求めてしまうと良い方向には進んでいきません。

また結果に対していろいろ言うことで、子どもの自信・やる気をそぐことになりかねません。

保護者の皆さまが結果を求めてしまうと、子どもも結果だけを気にするようになり、結果のためには手段を選ばなくなる可能性があるのです。また、それは本来の学びとは程遠いものであり、試験の結果さえ良ければそれでよいという自己中心的な子どもにしてしまう危険性さえあるのです。

保護者の皆さまにしてほしいことというのは、プロセス(過程)に対して認めてあげるということです。

テストで点数を取るためには、もちろん子どもたちが努力をし、やるべきことをやる必要があるのは徒然です。何もしないでは点数など取れるわけもありません。

それでも、少なくとも学校に提出するワークは必ず行うはずです。また、塾などに行っていればそこでも努力をするでしょう。周りのお友達と勉強会をやるかもしれません。はたまた、遅くまで起きて取り組んでいることもあるかもしれません。そういう結果に至るまでのプロセスをしっかり認めてあげてください。その上で、何がいけなかったのか、何が足らなかったのかを考えさせてほしいと思います。

プロセスを認めてもらえれば子どもたちは失敗を恐れずにチャレンジすることができます。結果を求める子は、チャレンジしません。何事においてもチャレンジしなくなってしまいます。社会に出た時に一人で生きていくためには、恐れずにチャレンジしていく勇気が必要なわけです。

また、試験後に「次も頑張れ」は禁句です。頑張れというセリフが、プレッシャーになります。「やれば本当はもっとできるのに」というセリフももちろんいけません。そういわれると、もっと勉強したくなくなります。点数が悪くても、「やらなかったから」できなかった、という言い訳を子どもが持ってしまうからですね。ですので、努力をすることから逃げていってしまいます。やればできるけどやらなかったからできなかった、と言い続けてそのまま進んでいってしまいます。

やっていたこと、頑張ったことを認めて声がけをしてください。

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