英語のリスニング

英語では「4技能」という言葉が数年前から飛び交っておりますが、入試問題でもだんだんと4技能へという動きになっているのです。

埼玉県の公立高校入試の英語では、大問1がリスニング問題になっております。

100点満点中、配点は28点分あります。

そして、50分の入試ですが、そのうちの約13分前後がリスニングの時間となります。

そして、リスニングの音声のスピードが年々、速くなっていることが最も気をつけなければならないところです。どのくらい早いかというと、教科書準拠のCDが販売されておりますが、あの本文を読む速度の約1.5倍弱となります。1.5倍なら大したことないと思ったら大間違いで1.2倍でも相当速く感じるはずで、1.5倍はかなり速いと感じると思います。

活字でおこせば内容的にはそれほど難しいわけではなく、文法的にも中学2年生程度が分かればなんとかなります。ただ、速い分だけ、使われている単語の数が年々増えております。

リスニングに限らずに、英語は、単語の発音が分からない、意味が分からない、という状態ではなかなか点数に結びつきません。まして、リスニングでは、難しそうな単語であっても「注」は書いてありません。どんなに内容が易しくても聞き取れなければ対応できないのです。

ですので、普段からリスニングの対策もそれなりに必要です。何もしないでは入試当日の試験で、相当パニックになってしまうでしょう。

単語を覚えるときは必ず声に出して発音する。

本文も音読して、自分の声を自分の耳で聞く。

シャドーイングやディクテーション、リピートなどで英語の音声そのものに慣れる

こういったことがいつでもできる学習方法ではないでしょうか。

極端な話、映画を字幕で見たり洋楽を聴いてみたりするのも対策の一助にはなるでしょう。

いずれにしましても、スピードは意識しておかなければなりません。中3の直前になってから始めるのではなく、中1から、あるいは小学生のうちから普段何気なく英語に触れる機会を作っておくのも耳を鍛えるきっかけになります。

英語は音声の言語ですので、どんな時でも聞いて、そしてしっかり声に出して読んで、意味が分かる状態にしておく、という勉強が大事になるでしょう。

速さ、ということで、彩北進学塾では、約1.5倍強のスピードでリスんぐ対策を中3生は行っております。最初は「速くて何言っているのかわからない」、とか、「全然聞き取れない」、とか、「もう終わったの?」のような感想が多かったですが、徐々に慣れてきて速くても聴きとって答えを導けるようになってきました。

速いもので練習をしておけば、入試の本番の時に遅く感じるであろうことも狙いの1つです。

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