暗記が苦手な人へ…

今日は南中1・2年生の期末テスト対策授業を実施いたしました。明日もありますが、今回は5時間の授業×2日間ということで行います。

また、今日で中学3年生の受験対策講座が終了しました。

明日と来週は、入試答案練習会となります。中3生は今日が公立高校入試の13日前。彩北進学塾での授業も残りがわずかとなりました。

そして明日は小学6年生と中学2年生の保護者の方対象の「プチ説明会」2回目となります。

さて、今回は、先日書いた「くり返し学習」と「演習」のことをもう少し書いてみようと思います。

特に、全然暗記できない、とか記憶力が悪いのかも、と思っている場合は、ぜひ参考にしてください。

人間は、自分に必要ではないことは忘れるようになっていますので、勉強も同じで1度やったくらいでは覚えられるわけがないのです。よっぽど興味があって使わない限り、ほぼ忘れるようになっております。

例えば、1度聞いた話を翌日になったらほとんど覚えていないという経験は誰にでもあると思います。あるいは、前の日の食事内容が何だったかなども覚えていませんよね。これは生きていくうえで不要なことですから忘れていくわけです。

では、勉強ではどうなのか…

これも同じことが言えます。1度学習したものではほとんど記憶に残りません。2日も経てばほとんど覚えていないでしょう。ですから塾でもよくある光景ですが、

講師: 「これ先週やったよね?」

生徒: 「いや、覚えていません」

みたいなことがあるわけです。塾の場合は、授業が1週間後になってしまうこともあるので、それは覚えていられるわけがないのです。

ですから忘れそうなタイミングで復習をしていく必要が出てきます。そしてまた忘れてしまいそうになるタイミングでもう1度覚えなおす。これを繰り返していくと忘れる割合が減っていきます。だんだん忘れなくなっていくわけです。

その時に大事なことは、とにかくアウトプットしてあげるということです。何度も何度も聞いたり、読んだりしていれば、脳が「これだけ入ってくるのだから大事なものに違いないから覚えておこう」となるように思いますが、実はそうではなくて、いかにアウトプットを多くやるかが大事なのです。「これだけ使うのだから大事なものに違いないから覚えておこう」となるのです。

ですから、覚えたら必ず問題をやって確認してくださいと前回も、前々からも言っているわけです。または、他人に話してみるのもよいアウトプットの方法です。人に教えると覚えがよくなるのはおそらく経験でわかるのではないでしょうか。

彩北進学塾で、繰り返しが多くアウトプット(演習)が豊富なのはそういうわけです。何度も繰り返す・演習でアウトプットする、この学習の仕方が学力向上につながっているのです。

それにプラスして、時間をかけて学習することや記述や作文などの時間を入れて受験に向けての確かな力をつけているわけです。

暗記や覚えるものがあるときは、もう1つ加えると、必ず「睡眠」が大事です。寝る前に覚えたものは寝てるときに脳の中で記憶が整理され、寝て起きてからのほうが覚えている割合が高いという実験があります。

まとめると、勉強は時間をかけて繰り返し学習し、演習を多くやり、しっかり睡眠をとる、ということが大事ということですね。

彩北進学塾

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