習慣化と意識

学習習慣や勉強の習慣という言葉をよく私も使いますが、学習習慣をつけることが誰もが知っていることです。そして、祖の重要性や効果も知っていると思います。

ところが、子どもたちを見ているとなかなか学習の習慣はついていないですね。特に、中学生はそうなりがちです。

彩北進学塾の目指す柱の中に、「学習習慣」をつけることが書いてありますが、ではどうしたら学習習慣がつくか・・・

これは勝手につくものでもなければ、誰かにつけてもらうものではありません。自ら意識しなければつかないのです。おそらく勉強をしない生徒は、勉強をしない習慣がついております。ですからいざやろうと思ってもできるわけがありません。

ですから、まずは意識を変えることです。

例えば、家から帰ってきたらまず計算10題をやると決めて、意識してそれを毎日実行する。何があっても実行する。そうすると2週間もやっていればそれが当たり前になります。そのあたり前になった状態が習慣化ということになります。習慣化してしまえば、むしろやらないほうが難しくなるはずです。

寝る前の音読も最初のうちは毎日意識して行っていけば、意識せずに毎日音読をするようになると思います。

この最初の「意識して取り組む」ところがとても大変なわけです。これができないからなかなか勉強も出来ないわけです。

塾で言えば、まずは塾に来ることが習慣化していなければなりません。決められた日の決められた時間にきて授業を受けることが習慣化すれば、続いて、自習なども同様になります。自習もはっきり曜日や時間を決めてしまうか、あるいは毎日自習に来るかのどちらかが良いはずです。来たり来なかったり、この辺があいまいだと習慣化できないのです。

そして、もう1つ書いておきたいことが、その習慣を邪魔しないということが大切です。人間はどうしても楽な方へ行ってしまいがちですので、例えば、親御さんが「今日は誕生日だから」「試合があったから疲れただろうから」「~だから今日はやらなくてもいいんじゃない?」のようなセリフは禁句です。習慣はすぐに崩れてしまいます。毎日、あるいは決まって時間にきちんと継続してこそなのです。

勉強に限った話ではないですね、この習慣化のことは。

何をするにも習慣化されたものの通りに動いているはずです。

朝起きて顔を洗って朝食を食べて歯を磨いて着替えて…

というのも習慣です。毎日やっているから当たり前のようにできるのです。勉強だけが例外ではありません。

そして、彩北進学塾ではこの習慣化を非常に重視しております。ですから、毎日の自習が可能になっているわけです。そして、授業も決められた時間に決められたものを必ず行います。中学部ではできるだけ拘束する時間を長くしております。

それは中1・2年生の受講コースでも同じことが言えます。

彩北進学塾の中1・2年生は、週1回コースと週2回コースがあります。基本的には週2回コースしか勧めることがありません。

週2回で始めてしまえば、それが生活リズムになっていきます。そして習慣化されていけば、週に2回行くことが当たり前になり、意識などしなくても曜日がくれば勝手に体が動いてくれます。

ですから、週1回で始めてしまうとそれが習慣化されていくので、週2回や週3回に変更するのがむずかしい状況になります。

極端な話、週2回でやっていて無理そうだったら週1回へと減らすことは簡単です。増やすことは負担が大きいですが減らすことは負担になりません。ですから過去を振り返っても週2回から週1回への変更のケースはありますが、その逆は過去に2~3回程度しかありません。

スポーツなどでも同じことです。

ぜひ習慣化するためにもまずは最初は意識して取り組むところからスタートさせてみてください。意識しているうちは大変かもしれませんが、それが意識せずに「普通」になるときが来ますので、その時まで自分の意志を強く持って継続していくのみです。

苦しいかもしれませんが、達成後の充実感はものすごいものです。こういう習慣化できている学習は力になります。毎日の繰り返しや継続に勝る学習はありませんので。

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