日々の作文の成果・効果が出ています

彩北進学塾の中学部は、授業の最後の15分間で全員に作文を書いてもらっております。

作文といっても、原稿用紙に書くのではなく、普通のノートに書いてもらいます。堅苦しい作文ではなくテーマは毎回、私の方で考え、生徒一人一人変えております。文字数も学年や内容、生徒のレベルで変えております。

要するに、「書く」ことに慣れさせているわけです。

入試の作文対策も兼ねてはいますが、どちらかというと記述の練習であったり、文章を書く練習の意味合いが強いです。生徒は授業に来るたびに書いているわけですから、中3生は、ほとんどの生徒が週に3回も作文を書いております。

以前もご紹介はしましたが、例えばどんなタイトルにしているかというと…

「日本の死刑制度に賛成か反対か」

「学校の制服は必要か」

「スマホの功罪について」

のようなものもあれば、

「ドラえもんの道具を1つだけ使えるとしたら何を選ぶか」

「好きなアーティストについて、良さやすごさをPR」

「惑星に行けるとしたら、どこを選ぶか」

というようなものもあります。

抽象的なものもあります。

「「白」という言葉から連想するもの」

「「地球」というテーマで自由に記述を」

そして、最も難しいと思われるタイトルがこういったもの。

「自分自身にファンレターを書いてみましょう」

「自分の性格を四字熟語で表すと何?」

「存在するとは何でしょう?」

などなど、毎回異なるテーマや題材で書いてもらっております。

生徒たちは、本当に一生懸命書いてくれます。どんな生徒もしっかりと自分の言葉で書いてくれるのです。本音で書いてくれるので、作文の練習というより、生徒たちの考えや価値観を知るとても良い機会になっております。書いてもらった作文は、誤字や脱字は直しておりますが、内容は一切直すことはしません。また、必ずこちらのコメントを1人1人かいております。

こういった取り組みが徐々に成果を上げてきていると実感するのは、北辰テストや実力テストの作文でも感じますが、それ以上に、国語だけでなく記述問題で空欄のままにする生徒がほとんどいなくなってきたということです。正解か不正解かは別にして、まずは書くことを普通に行えるようになってのが大きな成果だと思っております。

作文対策などは、中3生のこれから行っていきますが、それ以前からこのように日常において書く練習をしていることで、いざというときに役に立つことが大切だと思います。

なかなか普段、文章を書かない子供が増えてきていますが、こういう機会にたくさん書いていく中で、ちりも積もれば、ではないですが、大きな力になっていくのだと感じております。

塾生でなくても、同じようなことが練習で切ると思います。ノートがあればできます。少しまとまった文章を毎日書くことが国語だけでなく他の教科、または自分の考えをまとめる力にもつながっていきますので、お勧めします。

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