中間テストの勉強方法は?

テストが近づくと、ほとんどの生徒が普段以上にやる気が出て、一生懸命勉強するものですが、いつも書いているように、「今までと同じ」ように勉強をすると今までと同じ結果、または悪い結果になることがあります。

自分自身の勉強方法を見つけ、そしてそれで成果も出て、受験に向けて定着できているならば問題ありませんし、いろいろとやってみている最中で、まだ結果が出ないというのであればそれもそれでよいと思います。

問題は、成績が伸びなかったり、急激に下がっていたり、あるいは、その場しのぎだったり、なんとなくやっているような場合は、学力が身につかないどころかマイナスになっているかもしれませんので、勉強の仕方やテストに対しての取り組み方を変える必要があります。

中学校では、「計画表」のようなものを書かせられると思いますが、生徒の書いたものを見るとほとんどの生徒が、どうみてもテキトーに書いています。要は体のいいものが仕上がっているだけということですね。

計画は立てた方がよいのは当然ですし、また、計画通りに行うことも大事ですが、それ以上に大事なことは、テストから逆算していくということと、もっと言えば、テスト前に限らず普段からしっかりと学習をしていることが大前提にあることは明らかです。

毎度のことですが、わざわざテスト範囲表が出るのを待つ必要はありません。当たり前ですが、確実に範囲になるのは、前回(1学期期末テスト)のテスト範囲の次から今学校で習っているところです。

であれば、範囲表を見なくても勉強は始められるのです。

要は、日々毎日がテスト勉強になっているのが最も効率の良い学習と言えるはずです。

では、これから始めようとする場合はどうするのか・・・

約2週間前となっていますので、時間との戦いになるのは言うまでもありませんが、それ以上に、「気持ち」で負けないことです。

テストでしっかり点数を取るという気持ちが何よりも大切です。同じに勉強するのでも、とりあえず提出のために終わらせるか、と思ってやるのと、頑張るぞ、と思ってやるのでは、結果が異なるからです。

具体的にやることを書いてみましょう。

勉強の仕方がわからない場合は、まずはその通りやってみることです。真似ること、言われたことをやっていると自分のやり方も見つかりますので、「素直」にその通りにやってみましょう。もちろん、そんなやり方は意味がない、と仰る方もいますでしょうが、それはそれで構いません。学力も目指すべきものも、考え方も異なりますので、これを読んで、よし、やってみようかなと思えば試せばいいのです。

まず、毎日やることです。(毎日というのはテストまでは必ずやるべきこと)

・国語の文章の音読(テスト範囲になっている文章)

・漢字の書きの練習

・英語の単語と基本文、本文の音読(できるだけ多く、声を出して)

・新出英単語や今まで習った単語でわからないものの読み・意味・書きの練習

・数学の計算単元の問題演習(こちらも数多くやりましょう)

以上は、何があっても毎日やり続けることが重要です。

特に国語であれば古文と、そして英語のテストでは相当な効果が期待できるはずです。

続いては毎日やるものではなく、テスト勉強の参考としてお勧めの勉強方法です。

・国語

もし範囲に古文があるのならば、「歴史的仮名遣い」の徹底。

文法や言葉の問題などの知識事項の確認と問題による練習。

学校のノートやプリントその他配布物の確認。

学校のワークを複数回やる。

持っていれば、教科書ガイドを使って語句と問題を覚える。

・数学

数学は学校のワークが中心で。

1度はすべてノートに解く。

2回目は間違えた問題やわからない問題を解説を読んだり調べたり先生に聞いたりして理解する。そして、自分でもう1度解きなおす。

3回目は、ワークに書き込みながら全部解く。ここで間違えた問題はノートに書き写し、できるようになるまでやる。

数学はこれだけでほぼ完璧です。

・英語

上記に書いたように、「毎日の音読」が効果的。

※100回読めればほぼ点数は取れる状態になってます。

文法の理解。今回のテスト範囲の文法はもちろんですが、これまで習ったものが分かっていないとできないので、問題を解きながらこれまでのものが理解できているか確認し、分からなければ可能な限りで戻ってやりなおす。

学校のワークを解きますが、こちらもできる限り回数を多くやる。

単語や熟語、表現などは覚えていなければできないので、必ず暗記する。

・理科

教科書やノートで今回の範囲のところを一通り頭に入れる。

実験や器具、薬品などを覚える。

学校のワークをまずは一通りやってみて、もう1度戻ってやりなおしてみる。

わからないところは教科書やノート、解答・解説で確認し、最後に書きこんで最終チェック。

一問一答などを使って、理解の不足がないか確認しておく。

・社会

(地理)

地域名と国名や地名など地図で場所を覚える。

それぞれの地域の自然環境(気候や山・川など)の理解。

産業(農業・工業・商業)をそれぞれ覚えていく。

特徴や歴史、課題などを覚える。

グラフや資料などもきちんと見て特徴、特色を理解する。

知らない語句は、意味を調べて分かるようにしておく。

学校のワークを解く。

一問一答でチェック。

(歴史)

まずは教科書を読んで「流れ」を理解する。

わからない語句や言葉の意味や内容を知る。

史料や図、写真などを見て、言葉などと一致させる。

ちょっとレベルは高いのですが、教科書内容などをまとめられればまとめるのもよい(歴史が苦手な人はまずはこの作業は飛ばしてもよし)

ワークなどの問題を解いて覚えているのか、理解できているのかの確認。

ワークの解説をみるとさらに勉強になるので、ただ答えを見るのではなく、問題と解説と教科書などをセットで行う。

できるだけ物語(ストーリー)ができるように覚えていく。

理解したら他人に話してみるのも良い勉強です。

一問一答などで最終チェック。

※数学以外は、学校のワークをいきなり解き始めて、分からないからと言って調べながらやる学習は全くと言っていいほど効果(意味もない)がないので、上記のインプットを行った後に、ワークなどの問題を解きましょう。そのほうが実は早いのです。

すぐに問題を解いて終わらせたい、という気持ちはわかりますが、あれこれ調べたり、分からないままやっているくらいなら、まずはしっかりと覚えてからやる方がメリットが多いということに早く気づきましょう。

以上、少し抽象的かつ、分かりにくいかもしれませんが、やれることからやってみましょう。また、活字だけを見ると相当やることがあって時間がかかりそうですが、上記すべてを毎日やるわけではありませんので、1日1教科~2教科で進めていきましょう。

量が大切なのも確かですから、しっかりと時間を確保して、同時に睡眠時間も確保できるようにして、テスト勉強を進めていくとよいでしょう。

ぜひ上記内容をお子様方へお伝えしていただき、学力アップを図っていきましょう。

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