反抗期に対して…その1

深谷市ある彩北進学塾の塾長のブログです。

さて、今回は、反抗期や思春期の、特に女子との接し方などを書いてみようかと思います。

昔と違って今は、反抗期がないように見える家庭も多くなってきておりますが、2つのケースが考えられます。1つは、青年期平穏説などともいわれ、子どものことを尊重し、子どもの意見に耳を傾け、自由な生き方、生活をさせてくれる親が増えてきたことにより、心の葛藤がほとんどなくなったのが理由です。

もう1つは、子どものほうが親に気を使い、我慢しているケースです。特に、女子、内政型といって、心の中にしまってしまうことも多いので、親から見るといわゆるうちの子は良い子と勘違いしてしまいがちです。

親も昔は同じ道を通ってきているわけですから、思いだしてみると親に対してムカついたり、キレたり、イライラしたり、反抗したりということがあったと思います。特に女子であれば父親に対しての感情が非常に強くなるでしょうか。

子どものことをいつまでも幼いころの子どもと同じに思って接してしまうところがまず最初の間違いです。個人差はあるものの10歳や中学生になれば、少しずつですが1人の人間として縦の関係ではなく横の関係、要するに対等に扱うようにしなければいけません。

子どもが反抗的な態度や暴言を吐こうものなら、力や権威で黙らせようとか、あるいは、子どもと大声で言い合いをするとか・・・これはもはや、大人のほうが問題です。大人が子どもと同じレベルになってしまっているからそうなるのです。大人は一旦冷静になって物事を考える必要があります。子どものレベルに下がっていては、一向に物事の解決には向かいません。

親からの自立をしなければという思いと、まだまだ子どもで甘えたいという気持ちが入り混じって、自分自身でも心の中が混乱していてコントロールできない時期が思春期です。自分で自分をコントロールできないので、イライラしたり反抗的な態度になったりするので、それに対して責めたり怒ったりしても仕方がありません。そのような子どもの揺れる心理をしっかりと理解してサポートするのが親の役目です。間違っても大人の、父親の価値観とは異なるのは当然ですから、大人のほうが子どもの気持ちを理解してあげましょう。

後日、「その2」を書きます。

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