目標点数を決めましょう

期末テストの範囲表が出始めると、テストまであと少し、という気持ちになりますね。と、同時に学習する時間も徐々に減っていくということですね。

各教科の学習法や全体的な話を毎回書いているので、今回はいつもと異なる視点で書いてみます。

それは、テストの目標点を決めるとよいということです。

目標というのは、いい加減に決めるものでもなければ現実離れしているものではいけません。思い浮かんだ数字にしたり、500点満点という常識ではありえない(かもしれない)ような点数にするものではありません。

努力して目指すべき点数です。

そして大事なことは、目標点数は必ず本人が決めなければなりません。間違えても親が口を出してはいけません。

もう1つ大事なことは、なぜその目標点数なのかという理由です。目標が高すぎるとやる気を失い、継続できません。かといって低すぎるとそれもまたやる気につながりません。

なんとなく、というような決め方も意味がありません。

実際の自分の今までの点数を考える必要があります。また、すでに行きたい高校が決まっていればそこに合格するにはどのくらいの点数が必要なのかも知っておくべきでしょう。

こんな決め方はどうでしょうか。

例えば、今までのテストで一番良かったときの点数があると思いますので、その点数を5点でも上回る点数にする。

他にも、同じ高校を目指す○○くんの目標点数が○点だからそこは超えるようにしよう。

他にも、一度も平均点に届いていないからまずは平均点を目指そう。

そして最もよいのが、今回のテストではこれだけ勉強をして頑張るから○点は取りたい。そして、通知表を5にするぞぞ。

目標を決めたら次は、その点数を取るためにはどうすればよいのかを考えることです。今までと同じ学習をしていたら今までと同じかあるいはそれ以下になると思います。

目標の点数を取るためにやるべきことが見えてくるので、あとは実行するだけです。

目標点数は、各教科ごとがよいですね。

合計何点という目標は最後でよいと思います。あくまでも各教科それぞれが何点を目指すのかということです。理由を考えながら決めると自然とやることも見えてきますので、そこをクリアするために努力をすることが重要です。

目標点数がただの飾りや理想になってはいけませんので、必ずそこに向けて即行動し、そして達成できたらさらに次の目標へと向かいます。もし達成出来なかったら、その原因が何なのか考える必要があります。勉強時間なのか、勉強方法なのか、その他なのか…目標を決めると達成してもしなくても必ずその後に役に立つので意外に大事なことなのです。

ただし、そこの何時間も割いているようでは本末転倒ですから、しっかり考えはするものの1時間もかけているようでは意味がありません。自分のことですから自分が一番良くわかっているはずなので、すぐに決められるのではないでしょうか。

決めたらまわりに宣言するのも効果的です。それを聞いて、「無理じゃん」と言ってくる人もいるかもしれませんが、それは関係ありません。他人に自分の目標点数を伝えれば、やはり気持ち的にやらないとという思いになるので、よいことです。

まだ2週間以上テストまであると思いますので、学校に出したいい加減な目標点数ではなく、本当の目標点数を決めてください。

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