「習っていない」「やっていない」の返答は危険

学習意欲の向上と学習習慣の完成を目指す深谷市の彩北進学塾のブログです。

さて、長く指導していると、このセリフは危険だなというものがあります。できない生徒がよく言うセリフです。

私: 「今日の社会は学校でどこを習ったの?」

生徒: 「う~ん、どこだったかなぁ・・・」

私: 「聞いた語句の1つ何か言ってみて」

生徒: 「覚えてないです」

という、どこをやったのかが全く分からない場合で、なおかつ、テキストや教科書を見ても思い出せない場合は、相当ヤバいです。まだ教科書をみて、「あーそうだ、ここです」となればマシな方ですが、学力が低い生徒ほど、全部覚えていないです。

似たようなことが、塾での授業が先週どこまでやったのかを何を見ても思い出せない場合も相当危険です。

続いて。

私: 「これ学校で習ったから見たことあるんじゃない?」

生徒: 「まだ習っていません」

私: 「次のページのことは知っているじゃん」

生徒: 「ではたぶん学校では飛ばしたんじゃないですか?」

というような、すでに習っているのに、自分が覚えていないものやできないものは、学校や塾でまだ習っていないと言い張るのもちょっと危険です。習っていないのではなく、勉強をしていないので覚えていない、または頭に残っていないということです。これは、くり返しや復習をしてこなかったのであきらかに学習不足ですので、このセリフが出てくるようだと勉強が足りていないということになります。

最低でも1回は学校でやっているわけですから、習っていないとか、やっていないというのは、その言葉や内容が全く頭に入っていないわけですから、それはできるようになるわけがありません。初耳のようになっているのは極めて危険ですので、すでに終わっている単元や内容に対し上記のような言葉が出てきている場合は要注意ですね。

最後にこれ。

私: 「次の問題に行こう」

生徒: 「これは難しそうだからやめましょう」

私: 「まだ問題すら読んでいないじゃん」

生徒: 「読んでもわからないと思います」

という、やる前からもう無理、となっている場合。

問題文の長さや見た目で勝手に難しそうと判断してしまう場合は、問題を何とか解けるようになろうとか、分からないものを克服しようという気持ちになっていないので、自分ができる問題ばかりやるので全く伸びていきません。

実際に、一緒に読んでやらせれば「これ簡単じゃん」となることも多く、もしかしたら多くの生徒が多くの問題でやる前から諦めているものがあるかもしれません。3回問題を読んで、そして考えてそれでも分からなければ解説を見るなり説明をしてもらうなりとなりますが、問題読んでいない段階でそうなっている場合は、嫌なものから逃げるという思考回路になっているので、まずは解いてみるというところから始める必要があります。

いずれにしても勉強は根気が必要です。

また、いつも書いているように、継続と繰り返し、そして量です。

時間をかけて学習をしていく必要があるのです。あきらめずに取り組むことで最終的には何とかなることも多いので、勉強が苦手であっても1つ1つ確実に進めていくことが大切です。


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