楽な勉強は伸びない

深谷市にある英語に強い彩北進学塾のブログです。

勉強を一生懸命やっているのに成績が伸びない・結果が出ないという場合は何かしらの原因がもちろんあるわけです。勉強方法であったり、学習内容や、集中力、理解度などさまざまです。

そして今日は、その理由の1つでもある、楽をした勉強について書いてみようと思います。

楽な勉強とは、つまり、負荷のかからない勉強です。もっといえば、頭を使わない勉強ということです。勉強は頭を使うものですので、頭を使わずに勉強をしてもそれは勉強をしたといいません。

「昨日、2時間も勉強したよー」「この前、5ページも勉強をしたんだよ」「テキストが1冊終わった」など言っているような生徒はだいたい、勉強内容が伴っていないケースが多くあります。時間をアピールしてきたり、ぺージ数や何かが終わった報告をする場合は、目的が変わっている場合が多いわけです。さらに厄介なのは、時間でもページでもそうですが、本人にとってはものすごく勉強をした気がしてしまうということです。そこに保護者の方が、「そんなにがんばっているのか、すごいね」なんて言うものならば、お互い満足。しかしテストになると結果が伴わないということになります。

上記のような形にならないためにも、きちんと目的を持った学習と、しっかりと身につけるための学習をする必要があります。

時間やページ数はあくまでも目安です。

もちろん時間をかけた方がよいですし、ページ数も毎日決まった量をこなすのも重要なのです。しかし、それが目的になってしまうと、ただやったという事実が残るだけで、実は何にも覚えていないということが多くあります。

頭を使うというのは、考えるということです。

最近、生徒の自習などを見ていると、この問題ができればよいという考えの生徒が増えてきました。要は、今自分が取り君でいる問題の答えが出れば、自分は理解しているんだという勘違いです。また、説明よりもその問題が正解していることの方が大事になってしまって、関連するものを覚える気がないように見えます。

テストや受験の時に点数が取れない生徒の多くはそういう学習になっております。

今やっているテキストの問題ができようができまいが、言っていること・説明していることが納得できるようにすることが重要なわけです。あるいは、問題文や選択肢自体が重要なのであって、答えを出すことが大事なのではありません。こういう勉強ができない人は、答え合わせも早いです。答えしか見ませんので、解説を見て勉強しようという気がありません。解説自体が非常に勉強になるのにそれを生かすことがないのです。

そして、もっと最悪なのは、できる問題をひたすらやるということです。

できる問題は解いてて楽しいですし、どんどん進みますから、時間も書けることができますし、ページも進みますね。そうするとやはり勉強をたくさんした気になります。しかしできるものはいくらやっても、いつやってもできるわけで、できない問題を減らさない限り点数が一緒です。

いかにできない問題や分からないも内を理解するか、そして問題を解けるようにするかが重要なのです。そのためには、まずは覚える、そして、問題文をしっかりと読む、きちんと考えて解く、解答解説を読みながら問題を見てもう1度理解する、自分で解けるかどうか問題を解いてみる、後日また解いて覚えているか確認する。こうした流れが必要です。時間もかかりますし、なかなか進みませんから大変です。しかし急がば回れです。こういった地道な取り組みが成績アップにつながります。自分に負荷がかからない勉強などほとんど意味がありません。

今やるべきなのは、自分の出来ないところをしっかりと理解して、そこを克服するためにすぐにでも取り掛かることです。出来ないわけですから、時間をかけてじっくり納得するまでやるしかないのです。

自分の苦手を得意にする必要はありませんが、最低でも問題で得点できるようにする必要がありますので、まずは取り掛かるところからですが、逃げずに本気で勉強をしてみましょう。放っておいたってできないものはできるようになるわけがありませんし、さらにできないが増える一方です。


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