できているつもりになってしまう

深谷市にある公立高校入試に強い彩北進学塾のブログです。

現在、通塾での対面での授業に加えて、オンラインでの指導も行っております。緊急事態宣言期間中は選択ができるようになっております。また、自習については、中2以下はオンライン自習を中心で、中3生と高校生は通塾による自習を可としております。

さて、過去に何度も書いているのですが、やはり入塾したばかりであったり、時間が足ってしまうと忘れてしまうのか、最もいけない学習法をしている生徒がおります。

それは、見ながら解く方法です。

塾で言えば、テキストの問題を解くときに前のページにある説明から探しだして答えを書く方法です。学校のワークなどをやる時に、教科書を見てヒントになりそうな部分を探し出して答えを書きだすというのがいけない学習方法です。

ものすごく時間をかけて勉強をしている人や一生懸命やっている人で成績がなかなか上がらない場合は、この方法を取っている人が多いかもしれません。

問題集と教科書などはほぼ同じような順番で出てきますので、問題・教科書と交互に調べてみながら解いていると、全く頭を使いません。それどころかこの方法のもっともダメなところは、「分かったつもり・できたつもり」になってしまうという部分です。

問題を解いていて、分からないから調べて答えを書きだすのは普通のことだと思ってはいけません。自力で解く力はいつになってもつきませんので、結局いつまでたっても成績が変わらないということにナルのです。

もしこのような学習の仕方をしている場合は、今すぐに絶対に辞めるべきです。それはもはや勉強とは言いませんので。

インプットとアウトプットの話を良く書いておりますが、まず教科書を読むことやテキストの説明を読んで覚えることはインプットですね。そして、それを覚えたかどうか、身についているかどうかを確認するために問題を解くのがアウトプットです。アウトプットしている最中にまたインプットをするのではなく、問題が解けないということはつまり覚えていないということですので、まずは一通りやり、できない問題を把握することです。そして、その後また覚えるという流れにしていく必要があります。この時に、調べて答えを書いてしまうから、できたような気がするのです。そうすると本来はわかっていない、覚えていないものを大丈夫と勘違いしてしまうので、成績あっぷにはつながらないということですね。

暗記事項は3秒で出てこないものは覚えていないのと一緒だと思いましょう。例えば、英単語で意味を聞かれて3秒で出てこないものはまた覚える必要があるということです。

ただし、たくさんアウトプットをして使っていかないといつになっても覚えられませんから、インプットに対して2倍くらいはアウトプットを中心にした学習を行いましょう。


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