退塾

深谷市栄町にある彩北進学塾です。

彩北進学塾も開校から間もなく16年が終わろうとしております。開校の前日からブログを書きはじめ、週に4~6回のペースでここまできました。

最初の6年くらいはほぼ塾の様子や塾のイベントを中心に記事にして、そこから5年くらいは私自身のことや生徒のことなど書いてきました。ここ数年は、学習方法入試情報、時々子育てについてなども書いております。塾内の様子については常に記事にしております。

そんな中で今まで書いたことがなかった内容がタイトルに書いた「退塾」についてです。

私自身は一度入塾していただいた生徒は卒塾の最後まで面倒をみたいというのが本音です。経営だとかお金だとかそういうことではなく、出会えたことに感謝し、そして一度かかわったからには最後までというのが昔からの考えなわけです。

これまで開校から16年やってきましたが、過去を振り返ってみても退塾者が1人も出なかった年というのは実は1度もありません。開校初年度でさえ1名の退塾者がいました。

毎年、今年は0で、という目標を立てていますが、まだ一度も達成できていないということはまだまだ塾に、あるいは私自身に何かしら欠点や不備があるということです。

退塾にもいろいろな理由があって、最も多いのはやはり塾ですから成績不振というのがあります。時々、塾内での人間関係もありますが、経済的な問題もあります。どうにもならないものに、引越しでの転居やっ病気などもあります。そして、こちらから退塾を勧めることもあるわけです。

そういったことで、退塾者がこれまでの平均ですと4人ほどになります。少ない年は1人ということもありましたが、1度だけものすごい多い時があり、この年だけは7人となりました。

退塾者が1人も出ない塾もあるでしょうから、彩北進学塾もまだまだですね。相性などもあり合う合わないはもちろんありますし、その相性こそ成績に直結する1つの要因でもあるわけです。塾との相性、先生と相性もありますね。

短い期間の退塾でも長く通っていても退塾する場合もありますが、どちらにしても寂しいものです。そうならないように声がけ面談、学習指示などさまざまなアクションを取るわけですが、辞める場合はそれなりの理由がありますので、こちらから引き留めることはしたことがありません。

かつて時間講師でアルバイトをしていた大手の塾などでは、なんとか引き留めるようにあれこれ対応をするよう指示をされましたが、現在の自塾では退塾の声が出た時点でこちらからは特に引き留めるような行動は一切していないわけです。むしろお詫びの気持ちでいっぱいになります。悔しい気持ちもありますし、そして、やはり寂しい思いが一番強くなります。

と同時に、別の塾などに行く場合も、塾へは行かずに自分で頑張るにしても、今後の活躍やさらなる発展を退塾する生徒には願っております。退塾しても街のどこかで偶然出会った時などは普通に話しかけることもありますし、状況を聞くこともあります。やはり1度関わった生徒のその後は気になるものです。

過去の生徒で、途中で退塾したにもかかわらず、高校合格が決まったときには報告に来てくれた生徒も何人かおります。また中学の途中で退塾した生徒が高校生で戻ってきたケースもあります。

いろいろなパターンがありますが、いずれにしても塾は月謝など安いわけではありませんし、保護者の方は入塾後の成績上昇を期待しているわけですから、その期待に応えられるように今後もさらに努力をしなければならないと感じた最近です。最近退塾があったもので…

今後も1人1人との出会いを大切にしていきたいですね。入塾した生徒だけでなくその保護者の方やご家族もあわせて学習を通して何かの役に立ち幸せになってほしいと思います。

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