分からないことは悪いことではない

深谷市にある彩北進学塾です。

授業をやっていると勉強が苦手な生徒ほど間違えることを恐れる傾向にあります。

分からない問題やできない問題があったときに以下のいずれかのパターンになることが多いです。

・答えを手などで見えないように隠す

・空欄のまま飛ばしてあとで答え合わせで正しい答えを書いてしまう

・ひたすら止まってそのままの状態

2つめの飛ばして後で答えを書くのは良さそうに見えますが、これはただ答えを書いているだけなので、勉強にはなりません。

どうしてこうなるのか…

過去に分からない問題があったり間違えたりしたときに「怒られた経験」があるから、または、「恥ずかしい思いをした経験」があるからかどちらかが多いです。単純にシャイで人見知りでなかなか言えないという人もいるにはいますが、それでもそういう場合は、手で隠したり止まったままの状態でいることはありません。

間違えること=ダメなこと、悪いこと、という意識が本人の中にあるわけですね。叱られたり怒られたりするのは悪いことをしたりダメなことをした時なわけですから、勉強でそういう経験があるとやはりできないことが悪いこと、ダメなことという感覚になります。

家族だったり学校だったり友達だったりと誰かから怒られるか、人前で間違えて恥ずかしい思いをした経験が、上記のような行動につながってしまいます。

勉強は間違えていいのです。間違えて勉強して理解してそれでも間違えてだんだんできるようになっていくのです。徐々に理解が深まって間違えなくなるわけですね。それでも間違えることがあるわけですから、間違えてもいいんだよ、ということを子どもには伝えていきたいですね。

間違えてもいいのだから、いい加減にやってもいいかと言ったらそれはまた別問題ですが、普通に勉強をしていて間違えることは全く問題ありません。間違えるから、分からないから勉強するのであって、最初から完璧なら勉強などいりませんからね。

そして子どもたちには、分からないと言える勇気を持ってほしいと思います。

塾でも時々そういった子がいますが、間違えてもいいということを最初に伝えます。間違えるし、分からないし、できないから塾に来てるんじゃなくて?と伝えます。

テストや受験など本番の時にいかに間違えなくするか‥それが重要なのです。たくさん練習して間違いがどんどん減っていき本番に間に合わせるのが受験です。

ですからご家庭でも同じようにしてみてください。また、テストの結果を見て怒るのも厳禁です。

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