志望校選び

深谷市の塾、彩北進学塾です。

中学3年生は受験に向けて一生懸命頑張っていると思いますが、まだ志望校が決まっていない生徒も多くいると思います。また、中学1・2年生にとっては受験はまだ先、という感覚だとは思いますが、1つだけ注意しなければならないことがあります。

それは、志望校を決めるときは「今の成績で決めないこと」です。よく生徒からも聞かれることがあります。

「今の自分の成績だとどこに合格できそうですか?」

「このくらいの通知表だとどこの高校に行けますか?」

最終的には成績や学力が必要にはなってくるわけですが、まずは「行きたい高校」がどこなのかを決めることです。なぜその高校に行きたいのか、魅力は何なのか、入学した後に自分にとって本当に良い学校なのか…

資格試験合格率や大学への合格実績、就職先などの実績を重視して決める場合もあれば、自転車などで通えるところなどの距離で選ぶこともあるでしょう。そして、部活動なども判断材料になることもあります。また、先輩や知り合いから実際の声を聞いて良い学校かなと判断することもあるでしょう。

自分にとってどの高校が良いのかはさまざまな角度から見る必要があるのですぐに決まるわけではありませんが、少なくとも現在の学力で行けるところでという考えはまずは後回しです。

行きたいという思いが強くなれば、勉強も一生懸命頑張れますし成績も上がりやすくなります。今の成績で考えてしまうと、「行けそうもないからいいや」というあきらめることにつながりやすくもなります。

過去にある女子の生徒が、「どうしてもあの高校の制服が着たい」というそれだけの理由で北辰テストの偏差値を10近くも上げた生徒がいます。男子はあまり関係ないかもしれませんが、女子の中には制服が決め手になることもあるわけです。「行きたい」高校が見つかればそこに向けて頑張れます。この生徒も誰もが無理だと思っていましたが、最初は偏差値が43くらいだったわけですが、偏差値が58くらいの高校に合格しました。

仲の良い友達と一緒の高校へ行きたいというのも理由にはなりますが、これはあまりお勧めしておりません。友達と生き方、将来の夢を含めすべて異なるからです。やりたいことが一緒だった、とか方向性が一緒だったとかであればよいですが、ただ同じ高校に行きたいからという理由は入学後に後悔する可能性があるからです。高校に行けばそこでまた仲の良い友達がたくさんできますし、別の高校に行っても連絡は取れますので、心配いりません。

そして行きたい高校が見つかったら最後の最後で学力を見なければなりません。行きたい高校が今の学力とかけ離れているのであればもっと努力して受かるだけの学力を目指せばいいわけです。逆に今の学力よりもものすごい低い学校だったとしたら、1位で入学できるように努力しておきましょう。

高校を選ぶ時は、パンフレットだけでは分からないことがたくさんあります。実際に高校へ足を運んで自分の目や感覚も大事にしていく必要があります。ぜひ早いうちに「行きたい高校」を見つけられるとよいですね!