お子さんの「伸びしろ」を見つける!塾で大切にしたい学習習慣

いつも彩北進学塾のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

お子さんの学習への向き合い方について、様々な期待やちょっぴり心配な点をお持ちの保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

塾での学習は、ただ知識を詰め込むだけでなく、お子さんがこれからますます成長していくための「学習習慣」を育む大切な時間だと私たちは考えています。

今回は、お子さんが塾での時間を最大限に活用し、ぐんぐん「伸びしろ」を広げていくために意識したい、いくつかの前向きな学習のヒントをお伝えします。


💡ヒント1:先生との「見える」コミュニケーションを大切に

学習中に先生が近くに来たとき、思わず書いている途中や解答を隠してしまう…そんなお子さんもいらっしゃるかもしれませんね。

でも実は、書いている途中も、間違えてしまった解答も、先生にとっては大切な「ヒント」なんです。

お子さんがどこでつまずいているのか、どんな考え方をしているのかが「見える」ことで、先生はより的確なアドバイスを送ることができます。「ここはこう考えてみようか」「この解き方も試してみてごらん」など、その子にぴったりの声かけができるようになるのです。

自分の学習プロセスをオープンにすることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、「どこで分からなくなったのかを先生に伝える」という、成長に繋がる大切なコミュニケーションの第一歩です。

✨こうしてみましょう!
書いているものや解答を隠さずに、先生に「ここが分かりません」「こう考えたけど、合っていますか?」と積極的に見せてみましょう。先生は、答えが合っているかだけでなく、お子さんの頑張りや思考の過程をしっかりと見ています。


💡ヒント2:時間の使い方は「集中」に意識を向けよう

授業中に何度も時計を見てしまう…「早く終わらないかな」という気持ちの表れかもしれません。しかし、これがかえって集中を妨げ、時間が経つのを遅く感じさせてしまうことがあります。

大切なのは、「あとどれくらい時間があるか」ではなく、「目の前の学習にどれだけ集中できるか」です。

一つの問題に没頭し、解けたときの達成感を味わう。次の問題へと自然に進んでいく。このように学習そのものに集中できているときは、時間の経過を忘れさせてくれるほど充実しています。この「集中している状態」こそが、学力を伸ばす最も効果的な時間なのです。

こうしてみましょう!
時計を気にするよりも、まずは目の前の一問に全力を注いでみましょう。「この問題、絶対に解くぞ!」と目標を定めて取り組むと、自然と集中力が高まります。タイマーを使う場合は、「この時間はこの問題に集中する時間」と決め、終わったら結果を確認する、というように区切りをつけるのも効果的です。


💡ヒント3:「終わりの時間」まで粘り強く取り組もう

授業終了の時間が近づくと、少しずつ筆を置いたり、片付け始めたりする生徒さんも見られます。もちろん時間通りに準備を始めることは大切ですが、学習の時間を最後まで最大限に活用できると、さらに力はつきます。

成績が大きく伸びる生徒さんは、チャイムが鳴るその瞬間まで、目の前の問題に真剣に取り組んでいます。「あと少しで終わりだけど、この問題のここまでは理解しよう」というように、最後まで粘り強く取り組む姿勢が共通しています。

そして、始める時もスムーズです。授業開始の時間になったら、すぐにテキストを開き、気持ちを切り替えて学習モードに入れる。この「始めと終わりの切り替え」が、質の高い学習時間を作り出します。

こうしてみましょう!
授業が終わるまで、あと一問でも、あと一行でも、何か学びを深めることに時間を使ってみましょう。キリの良いところまでやり遂げる習慣は、自宅学習でもきっと役立ちます。そして、授業が始まったらすぐに集中!この習慣は、学力だけでなく、社会に出ても役立つ大切な力になります。


💡ヒント4:学校での学びと塾での学びを「つなげよう」

「今、学校の授業でどこをやっているか」と聞かれて、すぐに答えられない…これは、もしかしたら学校での学習内容と自分自身の学びが、少し切り離されてしまっているサインかもしれません。

学校で学んだことを覚えている、またはテキストを見て「今はここを習っているんだな」と把握できている生徒さんは、塾での学習が学校の予習・復習と自然に繋がり、理解が深まりやすくなります。

学校での学びは、学習の基礎となる幹の部分です。塾で応用問題を解いたり、別の角度から解説を聞いたりすることは、その幹に枝葉をつけ、より豊かな学びとするためのものです。幹がしっかりしていると、枝葉もぐんぐん伸びていきます。

こうしてみましょう!
学校の授業で習ったこと、教科書の目次を時々見て、「今はここをやっているんだな」と意識してみましょう。そして、塾で学習している内容が、学校のどこに繋がるのかを考えてみたり、先生に質問してみたりすると、学びがより立体的になり、面白く感じられるはずです。


💡ヒント5:書くときは「ていねいさ」を意識しよう

特に小学生のお子さんに見られるのが、消しゴムで消した跡が残ったまま上から字を書いてしまう、あるいは同じ文字を何度もなぞったり書き加えたりして、文字が濃く、判別しにくくなってしまうことです。

これは、書いたものが「読みやすいか」「自分が後で見返したときに理解できるか」という視点に立つと、改善できる点です。

ていねいに書くことは、思考を整理することにも繋がります。また、間違えた箇所をきれいに消して書き直す、ということは、「自分の間違いを認め、正しく直す」という学習において非常に大切なプロセスです。

こうしてみましょう!
文字を書くときは、一度で分かりやすく書くことを心がけましょう。もし間違えたら、消しゴムでしっかり消してから書き直しましょう。ていねいなノート作りは、後で見返したときに復習しやすくなるだけでなく、考えが整理され、ミスも減らすことにつながります。



今回お伝えしたヒントは、どれも少しの意識や習慣の変化で取り組めるものです。

彩北進学塾では、お子さんたちがこれらの前向きな学習習慣を身につけられるよう、日々の声かけや丁寧な指導を心がけています。テストの点数だけでなく、お子さん自身の「学ぶ力」を育むことこそが、将来に繋がる一番の財産だと信じているからです。

保護者の皆様も、ぜひお子さんと一緒に、これらのヒントについてお話ししてみてください。お子さんの素晴らしい「伸びしろ」を一緒に見つけ、応援していきましょう!

これからも、彩北進学塾はお子さんたちの成長を全力でサポートしてまいります。