テストで「時間が足りない」を解決する方法 | 深谷市の彩北進学塾

こんにちは、彩北進学塾です。

2学期の中間テストが終わった学校、真っ最中の学校、そしてこれから迎える学校と、時期はさまざまですが、最近、テスト後の生徒たちから同じ言葉を何度も耳にします。

「時間内に終わらなかった…」

特に多いのが国語と数学。北辰テストでも、他の教科でも、この悩みを訴える生徒が増えています。

「時間切れ」は軽視できない問題です
「時間が足りなかった」という言葉を聞くと、「勉強不足だから」と考えがちです。もちろん、知識が不足していれば解答に時間がかかるのは事実です。

しかし、実は問題への取り組み方に原因があるケースが非常に多いのです。

お子さまがテスト後に「時間が足りなかった」と言っていたら、ぜひ以下のポイントをチェックしてみてください。



よくある3つの「時間切れパターン」

1. 順番通りに進めて最後が終わらない
これは最も多いパターンです。

問題用紙が配られた瞬間、すぐに1番から順番に解き始める。真面目な生徒ほど、この傾向が強いです。

しかし、最初の方に難問が配置されていた場合、そこで時間を取られてしまい、後半の確実に取れるはずだった問題に手をつけられずに終わってしまうのです。

最後まで目を通さずに解き始めるのは危険です。

2. 時間配分のミスで得点を逃す
すべての問題が同じ配点とは限りません。また、難易度も問題によって大きく異なります。

・2点の基礎問題に10分かけてしまう
・5点の記述問題に5分しか残っていない

このような時間配分では、本来取れるはずの点数を逃してしまいます。

「さっと終わらせるべき問題」と「じっくり取り組むべき問題」の見極めが重要です。

3. 国語特有の「読む時間」で消耗する
国語のテストでは、長文を読むだけでかなりの時間を使います。

・丁寧に読みすぎて問題を解く時間がなくなる
・記述問題で言葉選びに悩んでもたもたしてしまう
・漢字や文法など確実に取れる問題を後回しにして時間切れ

読解力だけでなく、「読むスピード」と「答えを書くスピード」も国語のテスト対策には欠かせません。



保護者の方からお子さまへ伝えてほしいこと
テストで時間切れになってしまったお子さまには、次のようなアドバイスをしてあげてください。

✓ まず全体を見渡す習慣をつける
問題用紙を受け取ったら、いきなり解き始めるのではなく、まず全体にざっと目を通すことが大切です。

・どんな問題があるのか
・どこが難しそうか
・どこから解くのが効率的か
この30秒〜1分が、最終的な得点を大きく左右します。

✓ 解く順番を自分で決める
必ずしも1番から順番に解く必要はありません。

「確実に取れる問題から解く」これが鉄則です。

難しい問題で悩んでいる時間があるなら、後回しにして確実に得点できる問題を先に片付ける。これだけで、精神的にも余裕が生まれます。解答欄の間違えにだけは注意が必要です。

✓ 時間配分を意識する練習を
普段の勉強やテスト勉強の段階から、時間を計って解く練習をすることが重要です。

・この問題には何分かけるか
・見直しの時間は何分残すか
・どの問題で時間を使いすぎているか
実際のテスト時間を意識して練習することで、本番でも落ち着いて時間配分ができるようになります。

勉強の「量」だけでなく「解き方」も磨く
もちろん、知識を増やし、問題演習を重ねることは大前提です。

しかし、せっかく身につけた力も、テスト本番で発揮できなければ意味がありません。

「時間が足りなかった」という言葉の裏には、勉強不足だけでなく、テストへの臨み方や時間管理のスキル不足が隠れていることが多いのです。

次のテストでは、ぜひ「解く順番」「時間配分」を意識するよう、お子さまに声をかけてあげてください。

彩北進学塾では、単に知識を教えるだけでなく、こうした「テストで力を発揮する技術」も指導しています。

お子さまの成績でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。