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「くもわの公式を覚えたのに、割合の問題が解けない」
「公式に当てはめてるのに、なぜか間違える」
「そもそも、どれが『く』でどれが『も』か分からない」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は、これ、当然のことなんです。
「くもわ」を覚えても、割合は理解できません。
むしろ、「くもわ」を覚えるから、割合が分からなくなるのです。
今回は、割合の「本当の考え方」をお伝えします。
公式を丸暗記するのではなく、意味を理解する。
これが、割合を「分かる」ための唯一の方法です。
全国の塾や学校で、「くもわ」が教えられています。
く(くらべる量)= も(もとにする量)× わ(割合)
図を書いて、求めたいところを隠して、計算する。
一見、便利そうに見えます。
でも、この教え方には大きな問題があります。
「意味を考えずに、当てはめるだけ」になるということです。
・なぜ「く÷も」で割合が出るのか、分からない
・問題文を読んでも、どれが「く」でどれが「も」か判断できない
・少し問題が変わると、途端に解けなくなる
「くもわ」を覚えた子に多いパターンです。
公式を覚えることがゴールになってしまい、割合の意味を理解していないのです。
ちなみに、速さの「みはじ」も同じです。
み(道のり)= は(速さ)× じ(時間)
これも、公式を覚えただけでは理解できません。
「くもわ」も「みはじ」も、理解した後の確認用としては使えます。
でも、理解する前に公式を覚えても意味がないのです。
順番が逆なんです。
では、割合とは何か。
本当の意味を説明します。
大事なのは、「1」という考え方です。
例えば、こんな問題。
「100円の30%はいくら?」
これを「くもわ」で解こうとすると、
く=も×わ だから… 100×0.3=30円
答えは出ます。
でも、「なぜ100×0.3なのか」を説明できますか?
「30%」とは、「100円を1としたとき、0.3にあたる」ということ。
100円が「1」。
その「0.3倍」だから、100×0.3=30円。
つまり、「割合」とは「何倍か」を表す数なのです。
割合を理解するカギは、「1」を基準に考えることです。
もう一つ例を出します。
「クラス40人のうち、女子は16人。女子の割合は?」
クラス全体(40人)を「1」とする。
女子(16人)は、40人のうちどれだけ?
16÷40=0.4
つまり、女子は全体の「0.4」にあたる。
これが「割合=0.4」の意味です。
この感覚が分かれば、割合は理解できたも同然です。
割合が難しいもう一つの理由。
それは、日本語の表現が難しいことです。
「〜の〜にあたる」
「〜は〜の何倍」
「〜を1としたとき」
こうした表現に慣れていないと、問題文の意味が分かりません。
特に小学5年生は、まだ語彙力が発達途中。
算数の問題なのに、国語力がないと解けないのです。
だから、公式を覚えるだけでは対応できません。
問題文を読み、意味を理解し、何を求めるか考える。
この力がないと、割合は解けないのです。
誤解しないでほしいのですが、公式が悪いわけではありません。
中学生になって、割合の意味を完全に理解した後なら、「くもわ」を使っても大丈夫。
でも、小学生の段階で、意味も分からず公式だけ覚えても、応用が利きません。
① まず、割合の意味を理解する(「1」を基準に考える)
② 次に、いろんな問題を解いて練習する
③ 最後に、公式で確認・時短する
この順番を守れば、割合は「分かる」ようになります。
ここからは、親御さん向けのアドバイスです。
問題文を読んだら、まずこう聞いてください。
「全部で何人?」→ これが「もとにする量」
「そのうち何人?」→ これが「くらべる量」
「くもわ」という言葉を使わず、日本語で聞く。
これだけで、子どもの理解度が変わります。
「40人を1としたら、16人はいくつ?」
こう聞くと、「割る」という発想が出やすくなります。
16÷40=0.4
「1」を基準に考える習慣をつけさせてください。
「0.5」と言われてもピンとこない子には、「半分」と言い換えましょう。
0.5=半分=2分の1
0.25=4分の1
0.1=10分の1
具体的なイメージを持たせることが大切です。
割合は、小学校算数で最も難しい単元の一つです。
1回で理解できなくて当たり前。
焦らず、何度も繰り返し説明してあげてください。
割合を教えるとき、やってはいけないことがあります。
意味を理解する前に公式を教えると、丸暗記に走ります。
「なぜそうなるか」を考えなくなります。
まずは「1を基準に考える」ことを教えてください。
割合が分からないのは、子どものせいではありません。
教え方が合っていないだけ。
怒ると、子どもは算数そのものが嫌いになります。
「これは24だよ」と答えを教えても、次の問題は解けません。
「なぜ24になるのか」を一緒に考えてください。
割合とは、「もとにする量を1としたとき、くらべる量がいくつにあたるか」
つまり、「何倍か」を表す数。
「1」を基準に考える。
全体を「1」としたら、一部はいくつ?
「くもわ」は、理解した後の確認用。
意味を理解する前に公式を覚えても、応用が利かない。
「全部でいくつ?」「そのうちいくつ?」を問題文から読み取る練習をする。
この記事を読んで、「うちの子、まさにこれだ」と思った方へ。
一度、公式を忘れて、「意味」から教え直してみてください。
遠回りに見えて、実はそれが一番の近道です。
彩北進学塾では、公式の丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を大切に教えています。
割合も、速さも、意味を理解すれば必ずできるようになります。
「公式を覚えても解けない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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