受験生だから

面談などでもよく塾生や保護者の皆さまにお伝えしていることですが、受験生でも「家事」などの手伝いはするべきと考えております。

よく、「そんなことをしている時間があったら勉強した方がいい」と言われることがあります。それは確かにそうでしょうが、24時間勉強しているわけがありません。そして、ふだんは「受験生なんだからもっと勉強して」というセリフを保護者の方が言っているのに、何かをお願いすると「受験生だから」と、都合よく受験生という言葉を使う人も多いようです。

受験生といえども、家族の一員ですし、受験生でなくたっていろいろな理由でみんな忙しいはずです。ですので、受験生だけは特別、という扱いはどうも疑問が残ります。

まして、保護者の方のほうから「受験生は勉強していればいいから家事などのことはやらなくていい」と言ってしまうのもさらにどうかと思います。

受験生であってもそこまでの甘えはいらないはずです。そして、何事にも「受験生だから」という理由で嫌なことから逃げてしまうと思います。

さらに言えば、受験で忙しくて、家事もできないようなら受験なんてやめてしまえばいいと思うほどです。要は、受験生であってもなんであっても、そのくらいの心の余裕を持ってほしいということです。

ですので、面談の時も保護者の皆さまには「受験生ですが、家事や手伝いなどは遠慮しないでください」と伝えています。受験生という言葉が特権的な言葉になっても困ります。家事をやった程度で不合格になるようなら最初から受からないし、努力が足りないといっても良いでしょう。

家事や手伝いなどをすることで、受験勉強というちょっとピリピリした空気から、気分転換にもなると思っております。

受験まで残りがわずかになってきていますが、多少の甘えは許されても、やはり自分の部屋の掃除くらいはしてくださいね。

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