深谷第一高校?私立高校?悩む…

昨日の熊谷西高校と本庄高校のどちらを受験するかで悩む生徒が多い、というお話から、今日は、深谷第一高校にスポットを当ててみます。

この周辺の高校では、毎年、倍率が高い高校ですね。募集定員を減らしたため、さらにその倍率が高くなり、彩北進学塾でも志望校にしていた生徒の多くが不安を感じておりました。

人気の秘密はなんだろう?といつも思うので、通っている卒塾生にいろいろと聞いてみますが、これといって特に何かというのが見当たらないのですが、それがいいようです。

要は、非常に「普通」という言葉がぴったりな、平和な高校ということです。勉強も運動も平均的といった方がよいでしょうか。何もないのがいいところ、というまさに埼玉県のような高校かもしれません。中学の延長に近い、というとらえ方かもしれませんね。

さて、問題は受験の際の話ですが、倍率が高い理由。

まずは、この周辺に深谷第一高校くらいのレベルの普通科がないということが大きいでしょうか。

よって、その他の理由は、上記に関連していますが、1つランクを上げようとすると、本庄高校になってしまい、ちょっと厳しいという場合や、逆に、1つランクを下げると深谷高校になってしまうので、そこまでは下げたくないという気持ちもあるかもしれません。

よって、偏差値が50前後の人で普通科を考えるとどうしても、深谷第一高校にするしかないという現実。どんなに倍率がたかくても他に変えようがないという部分も大きいでしょう。

よって受験する層の幅は非常に広く、入試で230点くらいで合格する生徒もいますが、上は、360点くらい取って合格する生徒もおります。合格する生徒の内申点は、30~32くらいが多いようです。

この影響を受ける野が私立高校です。

どうしても普通科に行きたい、と考えるこの偏差値50周辺の生徒は、深谷商業や熊谷工業を選択することはありませんので、倍率を見て怖くなってしまったり、少し足らなそうで自信がないとなると、私立高校という選択に行くことが多くなるということです。

ここのところ私立高校も募集が順調ですが、やはり深谷第一高校の募集定員減が相当影響していると思われます。昨日書いたように、本庄高校も倍率が高いので、この辺の層も、同様の流れになっている生徒が多いです。

ただ、同じ普通科でもやはり私立高校は、目指すものがありますので、学力だけで、偏差値だけで、安易に私立高校へという考えはお勧めいたしません。ただ、現実問題として、確かに普通科でと考えると気持ちもわかるので、私立高校を選ぶ際は、きちんと調べて、行く可能性を考えて、選ぶようにしていく必要があります。

まあ何よりも、きっちりやるべきことをやって、どの高校がどんなに倍率が高くても、合格できるだけの力をつけておけば問題ないということは言うまでもありません。

塾生には、いつも言っておりますが、志望校には、頑張らなくても、いつも通り、普通にやれば合格できるようにしておこうと言っております。倍率を見ても気にならないくらいにしておくということです。

そのためには、まずは内申でつまずかないことが何よりです。入試当日頑張るのは当然ですし、そこで一番点数を取るのは当然ですが、内申点は、中1からの積み重ねになりますので、この数字で志望校をあきらめなくてはいけない状態はなんとも悲しいですから、学校の定期テストは点数を取り、授業はきちんと取り組み、提出物は確実に出す、という当たり前のことを当たり前にやりましょう。

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