彩北進学塾
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この春に行われた入試問題については入試が終わってからすぐに簡単に振り返ってみたものの、今回は、もう少し詳しく見てみたいと思います。
数学の学力検査問題。
今回の入試から大問1の問題数・配点ともに大きく変更がありました。
問題数が16問で、なんと65点の配点となっております。
先日見た通り、数学の平均点が一気に上がり、67.9点になりました。これまでは40点台だったわけですから20点ほど上がっています。
こうなると大問1は非常に重要になります。
(1)文字式の計算(中1)
(2)正負の計算(中1)
(3)文字式の計算(中2)
(4)方程式(中1)
(5)平方根の計算(中3)
(6)因数分解(中3)
(7)連立方程式(中2)
(8)2次方程式(中3)
(9)平行線と角(中2)
(10)2次関数の変化の割合(中3)
(11)空間図形(ねじれの位置)(中1)
(12)反比例のグラフ(中1)
(13)円錐の高さと体積(中1・中3)
(14)確率(さいころ)(中2)
(15)資料の整理(平均値・中央値)(中1)
(16)標本調査(中3)
となっておりました。
少なくとも(8)までは完全に計算問題です。そこまでできれば32点です。この32点は絶対に点数をおとしてはいけない問題です。もちろん、そのあとの問題もおとしてはいけませんが・・・
見てみると、中3生はすでにほとんどの問題を解くことができます。よって毎日の計算練習をする上で、上記に挙げたものを繰り返してやることで、正確に・速くできるようになるはずです。
正負の計算や文字式が簡単だからと言って、見るだけで終わらせたり、やらなかったりというのは論外です。そういう心の隙が当日の失敗につながってしまいます。
中2生にも(中1)と書いてあるものはほぼ解けるはずですから、単元を確認してできるかどうかの確認を今すぐにしておきましょう。
平均点を見るとこの大問1はやはり全問正解しておきたいところです。特に、学力検査問題を利用している高校の中で、偏差値が高い学校では、1問のミスもゆるされません。その1問が大きな結果につながってしまう可能性があるからです。
そして、大問2。
(1)は、作図でした。垂線の作図です。中1ですね。5点の配点。
(2)は、比較的易しい三角形の合同の証明問題でした。中2です。6点の配点です。この大問2で、11点分の配点になっております。
ということは、大問1と大問2だけで、なんと76点もの配点があります。
この76点をしっかりと取って初めてそのあとの大問3や大問4へいくことですね。
中3生のみなさんは、ぜひ過去問などを見て、1度はどの程度の問題なのかを確認してみてください。もちろん中学2年生もすでに習ったものだけでも25点は取れますので、そこまでをやってみてください。
基礎基本を大事にして、1問1問をしっかり確実に点数にできる力を普段からつけておくことが重要です。