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さて、昨日、埼玉県公立高校入試の平均点についての記事を書かせていただきました。
埼玉県公立高校入試の平均点について・・・1
今日は祖の続きです。
まず、理科の平均点から確認してみます。
・56.2点でした。
昨年度の平均点は51.1点ですので、5点ほど上がりました。
私の予想は、52点でした。
理科は3月にも書きましたが、ほぼ例年通りの問題構成・難易度・配点ということでほとんど変化がありませんでした。新型コロナの影響で出題範囲が減ったこと以外に特別に大きな変化がありませんでした。
理科は、比較的中学2年生の学習内容が多くなる傾向があるので、塾生にはよく言っておりますが、「電流」と「天気」の単元は徹底的にやっておくことです。
そして、埼玉県の公立高校入試の理科は、計算問題も出題されますので、計算分野を含む単元で、答えが導きだせるよう練習しておきましょう。密度・圧力・地震の波の速さ・溶解度・質量パーセント濃度、オームの法則、飽和水蒸気量などきっちり詰めておく必要がありますよ。
続いて、社会。
社会の平均点は、
・62.6点でした。
昨年度は55.4点でしたので、7点ほど上がりました。
私は55点程度と予想していましたので、それよりも大幅に高い結果となりました。
社会は今年の入試は極めて易しい問題が多かったので得点しやすかったのもあります。また、公民の後半(経済分野)がなかったのも大きく影響したと思われます。
よって、これから受験を迎えるみなさんは、今年はちょっと易しすぎ、と思っていた方がよいでしょう。やはり平均点が55点前後になる問題でしっかり準備しておく必要があります。
また先ほど書いたように、中学3年生の後半で習う公民の経済分野は、意外に厄介ですので、歴史や地理で得点するのは当然ですが、公民も早めに準備をしておくとよいでしょう。
学校選択問題の英語と数学の2科目はこのようになりました。
英語… 61.6点
昨年度が58.9点
数学…56.0点
昨年度が55.2点
というわけでは、ほぼ昨年度と同じ平均点になっております。
学校選択問題は難易度も含めてほぼ例年同じになっておりますので、平均点にそれほど差が出ないと思います。
英語の平均点を見ると、学力検査問題より高くなっているわけですから、英語ができる人はできるし、できない人はできないという昨日も書いたように非常に格差が生じております。
逆に言うと、学校選択を受ける場合は英語は得意でないと差が出てしまうので、熊谷西高校や熊谷高校、熊谷女子高校を目指す場合は英語が得意であることが重要です。
数学は、最初の大問1の計算をいかに落とさないかがまずは大事なところとなります。正確に、速く、かつ慎重に、という状況で日々練習をしていきましょう。
ちなみに平均点ではありませんが、受験者数です。
埼玉県内の国公立・私立中学校卒業予定者数が、61,182人でした。
昨年度は、62,541人でしたので、1,000人くらい減っているわけです。
その中で公立高校の全日制課程には、34,681人が合格しております。
公立高校の定時制を加えると、38,600人となっております。
残りの人数が私立高校やその他へと進んでおります。
全日制だけ見た時の倍率は、1.13倍となりました。
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