話を聞けない?

深谷市栄町にある彩北進学塾です。

以前から感じてはいたものの、最近とても強く感じることがあります。それは、人の話を聞けない?人の話を理解できない?のような生徒が非常に増えてきたことです。

説明しているときにおしゃべりしていたりボーっとしていたりして聞いていないのは分かります。しかし最近は全く違います。1対1で直接伝えて、本人もうなずいたり返事をしたり声に出してやり取りをしているにもかかわらず、聞けていないのです。

分かりやすい例を言うならばこうです。

私:「では、今見ているこのページの○番を解いてみよう、はい、始めてください」

生徒:「はい、わかりました」

普通の会話です。しかし、このあと生徒が問題をやり始めるのを見ていると、全く違う問題をやりだしたり、あるいは全く問題を解かずに待っていたり…ということが多々あるのです。

こういうこともあります。

生徒が間違えた問題を説明したあとです。

私:「この問題はここのところで間違っているからこうやって解いて、こうやると最終的に答えがこうなるよ、分かった?」

生徒:「はい、わかりました」

その後見ていると、鉛筆を持って何かを書こうとしたり、その次を待って止まっていたり・・・

このケースは、解答まで出したわけですが、生徒はそれが答えだとわからずに何かをやろうとしている状況です。

以前から、言ったページと違うところをやったり、今説明したことをもう1度言ってください、などはありました。しかし、これはただ単に生徒が聞いていないだけでしたが、上記のような場合は、聞いているのに聞いていないというものです。

聞いていてもこちらが言っていることが理解できず返事だけはする、そもそも聞いているようで聞いていないということが理由になります。

こういったことはこれからどんどん増えていくように感じています。よって、このところ、何度か同じことを伝えたり、言っていることが通じているか確認をしたり、あるいは、メモしたりなどの工夫はしております。

この記事を書いた理由は、困ったな、ということではなく、こういう子供が増えているということで、普段からご自宅で子どもと会話をする際に気をつけてほしいということです。意外に聞いているようで聞いていなかったり、全く別の意味で理解していたりということがありえるということです。

伝えて、きちんと返事があったから大丈夫ということではないということを大人が理解しておかないといけません。

こういう子供が増えた理由を考えていてもたとえ分かったところでやれることには限界がありますので、最初からそうなのではないかと思って接する方がお互いに良いですね。

聞く力を養うことはとても重要なので、幼いころから人の話はきちんと聞いて理解できないことはきちんと聞き返すようにすることもしっかりと教えておきたいものです。

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