高校選び

深谷市の学習塾、彩北進学塾です。

今日の午前中に東京成徳大学深谷高校・中学校の入試説明会に参加してきました。いくつか変更点や新たな取り組みがあるので、面談等で子どもたちや保護者の方々に情報提供していきたいと思います。

その説明会が終わってふと高校選びについて考えました。

毎年子どもたちに私立高校を併願する場合にどうやって併願する学校を決めたのか聞いておりますが、あまりよく調べていない場合が多いのです。地域的に公立志向が強いので、私立高校は行く気が無いという部分でそうなってしまうのかもしれませんが、公立高校が第一志望でももしかしたらいくことになる可能性もあるわけですから、3年間通う学校なのでしっかり考えてほしいと思います。

公立高校・私立高校問わずですが、高校に合格した生徒を対象とした「どうやって受験する高校を決めたか」のようなアンケートなどを見ると、どのアンケートを見てもダントツの1位は、「自分の学力に合っているから」となります。次いで「通学に便利な場所にある」のような立地面です。他にも多いのが、「教育方針や校風」、「学費」の面だったり、「大学進学実績」だったりします。

意外に制服だったり、行事、友達といった理由は少ないようです。

よく私は塾生に「成績で決めるのではなく、行きたい高校へ」の合格ができるようにしていこう、と話しています。

もちろん最終的に受験するときは「学力」は避けて通れませんね。しかし、あまり早い段階から成績で高校を決めてしまうのはよくありません。早い段階で行きたい高校が見つかることはとても良いことなのですが、「この成績だからこの高校でいいか」のような決め方をすると、その高校すら入れなくなる可能性が高まるからです。

成績についてはぎりぎりまで考えていきます。

よって、高校を選ぶ時は、「高校の雰囲気」「環境・通いやすさ」「勉強の内容や進学実績」「部活動」など、通ってから失敗したと思えないようにしてほしいと思います。そのためには、オープンスクールや学校説明会などには参加しておく必要もありますし、文化祭などもとても参考になります。

自分がやりたいことができる高校を見つけるためには、パンフレットやホームページからでは分からない部分が多いので、実際に足を運んだり、通っている先輩などから直接聞いてみたりする必要がありますね。

大学などの実績については、自分自身が入学後に努力しなければ何も意味がないわけですが、そういった大学に合格できる環境づくりやカリキュラムなどがあるわけですから、その部分も大切ではあります。

3年間通うことになるわけですから、自分がその高校に入った時、入ってからのことを想像してみるのも良いですね。意外に学力だけで決めてしまうとその部分が欠けてしまいがちです。成績が足りないから、とあきらめるのではなく、成績が足りないからそこに合格できるように努力すればよいだけの話ですね。

自分が学びたいことがその高校にあるのならば、あきらめずに目標に向かって進むこと。そういった努力をすることも受験の役割の1つでもあります。

そういう私自身は、本庄高校でしたが、決めるときは「私服だから」「家から通えるから」「公立高校だから」という3つくらいの点で決めました。私立高校の併願校も「私服だから」という理由で東野高校を考えていたのですが、調べたら「どこ?」となって通えるわけがないので、近くにしましたがやはり「距離」は結構重要です。時々行くような旅行ではありませんので、毎日通うということも考慮しなくてはいけません。

彩北進学塾は「行きたい高校への進学」というものが柱の1つです。まずはどこに行きたいのかを決めること、そして学力はどうなのかはそのあとで考えています。もちろんどこの高校だろうと受かるだけの学力をつけて選べる状態になっていれば問題ありませんが。

間違えても「努力しなくて済む」「頑張らなくては入れる」高校のような考えで選ぶことのないようにしてほしいものです。

そして、最後に「自分で決める」ことが重要です。当然、費用のこともありますし、距離のこともありますが、3年間通うのは自分自身です。保護者の方や周りの友達、先生などさまざま意見が出てくるでしょう。悩むこともあるかもしれませんが、最終的には自分の気持ち、「行きたい気持ち」を大切にしてください。それが勉強のモチベーションにもなりますし、合格して入学したあとの未来にも影響することもありますので。