挫折しかけている中学3年生へ

栄町の彩北進学塾です。

中間テストがだいたいすべて返却され、順位なども出始めているころかと思います。何度も書いているようにとにかくテストは終わった後どうするかでその後に影響するわけですから、しっかりと解き直しと復習を行ってほしいと思います。中学1年生はきっと1学期とは違って範囲も広く、難易度も高くなって本当の意味での中学校のテストに触れたことでしょう。よかったこともあるでしょうが、反省点も多くあると思いますので、今後に生かしてくださいね。

さて、例年中学3年生をみているとどんなに学力が高かったりとても勉強ができるような生徒でも「苦しむ」いわゆる挫折しかける、あるいは挫折してしまうことがあると思います。その挫折の大小は生徒により差があるものの、ほとんど誰もがそういう時期が訪れるように思います。

今年ももれなくと言う言い方はおかしいかもしれませんが、ものすごく勉強を頑張っているのに「伸び悩み」をしている生徒もいれば、ものすごい努力をしているのに「全然できない」という状態になったり、自信を持ってやってきた教科なのに「点数が急降下」してしまったりということがあります。

・そもそもの学習時間が足りていない

・できないことを理解せずにできると思い込んでいる

・基礎基本を無視して難しい問題ばかり取り組もうとする

等の理由が挙げられます。

この辺がしっかりしてこないと、成績が安定しません。テストによってよかったり悪かったり、科目ごとでも差がものすごくあったり…

しかしもう1つ重要なことがあります。

それが「挫折した時にあきらめないこと」です。

誰もが挫折を経験すると思いますが、その時に「もう頑張っても成績が上がらない」「やってもわかるようにならない」「こんなに頑張っているのに結果が出ない」とあきらめてしまう人が多くいます。今の成績で行けるところでいいか。志望校を下げようかなとなってしまいがちです。

よって、受験生には毎年のように言ってますが、「嫌なことから逃げないために勉強がある」と。

それは言い換えれば、あきらめないということです。なんでもすぐに諦めることは簡単ですが、それは成長がありません。むしろマイナスです。できないことをできるようにすることが勉強です。苦手だったり嫌だったりする教科や内容があったときにあきらめてしまうのは簡単ですが、それでは挫折したまま終わってしまいます。挫折に負けない気持ちや精神力を学ぶことも受験の1つの役割なのではないかと感じております。

もし受験が無かったら、おそらくほとんどの生徒が勉強しないでしょう。

挫折しかけている今がチャンスです。そこであきらめずに継続してやり続けることこそ重要なことです。学力や成績という面はもちろん大事ではあるものの、精神的な強さのようなものを身につけないと受験は乗り切っていけないことが多いのです。

しっかりと乗り切るために、ぜひ挫折しかけている今、しっかりともう1度取り組んでいきましょう。