文学史

中3生の国語では、私立高校入試対策の一つとして「文学史」をきちんと時間を取って指導しております。また、文学史は、高校生になっても必要になりますし、さらに言えば、紹介する作品の中でなにか1つでも興味を持ってくれたらいいかなという思いもあります。紹介した作品や作者の著作を読んでみたいと思ってもらえるとさらにいいですね。

大きく2つに分けて説明しています。

1つは、奈良時代~鎌倉時代(若干室町も入りますが)。そしてもう1つが江戸・明治時代というくくりで、ジャンルも奈良~鎌倉は、「短歌」「物語」「随筆・日記」の3つに絞り、江戸・明治は、「短歌」「俳句」の2つに絞っております。

それ以外のジャンルは、プリントで簡単にまとめて昭和まで作っております。

時代背景や歴史の流れも簡単に説明しながら、時にはちょっと虚構を入れながら、覚えやすく、かつ興味を持てるように説明をしております。

そして、年によって子供たちの持っている知識が大きく異なるのが驚きです。

例えば、正岡子規、伊藤左千夫、斎藤茂吉、与謝野鉄幹、石川啄木、高村光太郎、北原白秋などですが、知っている生徒が多い年と全く知らない初耳状態の生徒が多い年といろいろです。

普段から文学の世界に興味を持っている生徒が多いと、私の説明以上に突っ込んでくる子もいます。

私立高校によっては、文学史が出ない学校もありますし、出る学校でも点数的にはそれほどではないことが多いです。

それでも文学史をやったほうが良いと感じております。

最初にも書いたように、今でも残っている作品や作者には何かしら学ぶべきことが多いからですね。

いつか何かのきっかけで触れることもあります。

点数ではない何かの部分で、国語も含めて支えになるのではないかと思っております。

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