高校合格のその先を意識して

埼玉県公立高校入試に強い彩北進学塾のブログです。

中学3年生は高校入試に向けて勉強をしているわけですが、彩北進学塾では基本的には高校に合格するためだけの勉強はさせていません。いつも書いているように勉強はむしろ高校生になった後の方が大変です。高校の定期テストは中学の中間・期末テストの比ではないですし、同様に大学受験は高校受験の何倍も大変です。していこう推薦などを利用するにしても高校の定期テストできっちり点数を取って評定を上げておく必要があるわけです。

そう考えると、今やっている勉強が高校に入った後にも活かされなければなりません。ですから、塾としては、高校に合格するための勉強もやりつつあわせてそれが高校入学後につながるように常に考えております。

例えば、英語で言えば、英語が苦手な生徒が高校受験の時に捨てる科目になるかもしれなかったとしても、英単語だけでもきちんと覚えておく必要があるわけです。捨ててしまうと、結局は高校に入学後に英語で相当苦労することになります。

同じことが数学でもいえます。数学は、算数が出来なければ中学の数学でもつまずくのと同じで、中学校の数学が理解できていなければ、高校の最初から数学は落ちこぼれへまっしぐらです。

中学校までの義務教育での学びを前提に高校の教科書や授業が進むわけですから、中学までの内容はできるだけ多く、1つでも多くきちんと理解して高校生にしてあげたいと考えます。

それは学習習慣にもいえます。中学生までに毎日継続して学習する習慣をつけて、高校生になってほしいと思っております。

高校生になったら最低でも毎日2時間は勉強してほしいと思います。そのために中学3年生では時間をかけさせています。高校に入って2時間の学習が負担と感じないようにしてほしいためです。

高校からは義務教育ではありません。自ら望んで勉強をしに行くのですから、遊びに行くわけではありませんね。ましてそのあとの大学まで考えているのならば、やはり今の受験勉強を本気で猛勉強して、勉強する大変さとともに終わった後のすがすがしさも経験してほしいと思っております。

勉強だけがすべてではないので、もちろんその他にもやるべきことは多々ありますが、もしかしたら生涯でこんなに勉強したことはない、という経験が今かもしれなくなるわけですから、最後まで逃げずに戦ってほしいと思います。その経験が必ず高校生活で力になってくるはずですから。